昇苑くみひも

日用品雑貨店

かわいらしい小物がずらり!昔ながらの手組みで作る組紐体験

京都からひと足延ばした宇治の地で、かわいらしい組紐を体験できると話題の店がある。75年ほどの歴史をもつ、昇苑(しょうえん)くみひもだ。先生に教わりながら、カラフルな小物を作ることができる。

角台と呼ばれる手組みの道具を使って組紐を体験する} 角台と呼ばれる手組みの道具を使って組紐を体験する

宇治で75年ほど続く組紐の工房

昇苑くみひもがあるのは、京の茶処で知られる宇治の地だ。近くには数々の歴史の舞台にもなった宇治川が流れ、宇治茶の老舗も多く点在する。世界遺産・平等院(びょうどういん)も歩いてすぐの立地。昇苑くみひもへのアクセスは、JR宇治駅と京阪電車・宇治駅のどちらからでも可能だが、JR宇治駅の方がより近くて便利だ。駐車場もあるので、車での訪問も安心だ。店舗は大きな窓の京町家。風情のあるたたずまいは、中に入る前からわくわくさせてくれる。「こんにちは~」と扉を開ければ、右手に畳の間、左手にはおしゃれなショップスペースが広がる。

暖簾には季節のお飾りが。よく見るとこちらも組紐でできている} 暖簾には季節のお飾りが。よく見るとこちらも組紐でできている

昇苑くみひもは1948年(昭和23)創業。帯締めや髪飾りなど、和装小物を作る工房としてスタートしたのが原点だ。創業当時は、昔ながらの道具を使って手組みで作品を仕上げていたという。時代が進むとともに、「製紐機(せいちゅうき)」と呼ばれる紐を組むための機械を導入。現在では、この機械を使った「機械組み」と昔ながらの「手組み」を使い分けながら、組紐の文化を伝え続けている。

ショップスペース。真ん中には、テーマに沿った展示などを行うギャラリースペースもある} ショップスペース。真ん中には、テーマに沿った展示などを行うギャラリースペースもある

選べる手組み体験が人気

昇苑くみひもの手組み体験で作ることができるのは、ストラップ・バッグチャーム・ブレスレットのなかから2点。色は、クジャク色・抹茶色・赤色・藤色・濃紺色・黄色の6色から好きなものを選ぶことができる。1週間前までの予約が必要で、所要時間は約60分。定員は4名までなので、わからないことなど気軽に質問できるのがうれしい。体験を行うのは畳の間で、部屋に入ると、組紐を作る大きな道具がスタンバイ。手組みをするための道具は、大きく分けて角台・丸台・高台・綾竹台の4つがあるが、体験では角台を使って組んでいく。

左/カラフルな糸の先には、組み玉という重りが付いている、右/角台と呼ばれる手組み台。組み上がった紐は上に出てくるタイプ} 左/カラフルな糸の先には、組み玉という重りが付いている、右/角台と呼ばれる手組み台。組み上がった紐は上に出てくるタイプ

糸を交差させながら組み上げる

手組み体験では、八つ組と呼ばれる8本の糸を使った組み方を教えてもらえる。前後左右、順番に糸をクロスさせ移動させると、少しずつ、組み上がった紐の姿が見えてくる。角台は丸みのある紐を組み上げるのが得意な台で、伸縮性のある帯締めを組むのに向いているそうだ。また、丸紐は偶数数の糸を使って組まれるが、本数が増えていくごとに、表面が滑らかになっていくという。本数や色の組み合わせによって表情が変わるのも、組紐の魅力のひとつだ。ある程度の長さが組み上がれば、いったん道具から組紐をはずし、カット。これで1つ目の小物の分が完成だ。組紐を元の位置に戻したら、はじめと同じように組んでいく。15cmほど組み上がればできあがり。アクセサリーのパーツなどを付ける仕上げ作業は先生にお任せだ。

左上/先生がていねいに教えてくれる、左下/慣れてくればペースアップ! 右/この日はクジャク色でブレスレットとバッグチャームを制作} 左上/先生がていねいに教えてくれる、左下/慣れてくればペースアップ! 右/この日はクジャク色でブレスレットとバッグチャームを制作

日常に取り入れやすい小物がいっぱい!

先生が仕上げてくれるまでの間は、ぜひ販売スペースで過ごそう。昇苑くみひもでは、組紐の技術を用いたかわいらしい小物を数多く手がけている。たとえば、昨今のコロナ禍で誕生したのが、マスクの紐部分に付けるチャームだ。マスクを付けていると、ピアスやイヤリングが引っ掛かって困る……というスタッフの声から誕生したアクセサリーで、マスクの紐に付けて飾るため、マスクに引っ掛かったり隠れたりすることなく、ワンポイントのおしゃれを楽しめる。

宿木(やどりぎ)、花笑(はなえみ)などのネーミングにも注目したいマスクチャーム} 宿木(やどりぎ)、花笑(はなえみ)などのネーミングにも注目したいマスクチャーム

また、コロナ禍でなかなか行くことのできない海外への旅行気分を味わってもらいたいとの想いから誕生したのが、世界201か国・地域の国旗カラーをベースに作ったチャーム「GloColor Cube(グロカラーキューブ)」だ。サッカーのフェイスペイント代わりにマスクに付ける人もいるのだとか。ほかにもオーダーで帯締めを注文することができたり、組紐作りの材料が並ぶコーナーがあったりと、組紐に触れるのが初めての人から、自宅で組紐作りを楽しんでいるという人まで、訪れる人それぞれにあった楽しみ方を発見できる。ぜひ立ち寄って、組紐の魅力に触れてみよう。

GloColor Cube各1320円。ゆかりの国のものをプレゼントしたくなる} GloColor Cube各1320円。ゆかりの国のものをプレゼントしたくなる

ラッピングやアクセサリー制作に使える紐も販売} ラッピングやアクセサリー制作に使える紐も販売

スポット詳細

住所
京都府宇治市宇治妙楽146-2 map map 地図
電話番号
0774663535
時間
10:00-17:00
休業日

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

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最寄り

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