大津港
クルーズや湖岸の散歩を楽しめる琵琶湖観光の玄関口
湖上交通の要衝として発展
京阪石山坂本線のびわ湖浜大津駅から徒歩3分、JR大津駅からは徒歩15分。大津は、飛鳥時代に5年間だけ都が大津に移った頃から湖上交通の要衝だった。1586年(天正14)には豊臣秀吉が大津藩の浅野長吉に命じて廃城となった坂本城の代わりに大津城を築城。場所は現在の京阪びわ湖大津駅の辺りだったという。大津城築城の後、秀吉が船持を集めて大津百艚船仲間を作り、船の協力を得る代わりに港での荷物の積み下ろしに関わる特権を与えたことにより、港町が賑わっていった。港が現在の姿となったのは1998年(平成10)のこと。大型の遊覧船が着岸するための2基の桟橋、中型船や小型船のための桟橋、観光客の乗船場である大津港ターミナルのほか芝生の広場もあり、幅広い世代が憩える場所となっている。
琵琶湖クルーズや景色を楽しむ
大津港のお楽しみといえば、第一に琵琶湖クルーズがある。19世紀のアメリカをイメージしたレトロな外輪船「ミシガン」は、60分コース、90分コース、ナイトクルーズ、季節にあわせたイベントクルーズなど、バラエティに富むクルーズプランがそろう。また、環境対応型高速船「megumi」で琵琶湖に浮かぶ4つの島を巡る「ぐるっとびわ湖島めぐり」のツアーも人気だ。大津港の沖合には、全長約440mで横の長さが世界最大級の大きさを誇る「びわこ花噴水」も。最大40mの高さまで噴き上がる水しぶきは、夜は透明、オレンジ、グリーンの3色の光でライトアップされ、幻想的な風景を描き出している。また、ここ数年はコロナ禍で中止となっているが、大津港は湖国の夏の風物詩・びわ湖花火大会の舞台でもあり、再開が待ち望まれている。
大津湖岸なぎさ公園を散歩
おまつり広場、打出の森、なぎさのプロムナード、市民プラザ、サンシャインビーチ、膳所・晴嵐の道まで総延長4.8kmにわたって「大津湖岸なぎさ公園」として整備されており、散歩にぴったり。大津市には市が定めた魅力ある「重要眺望点」が8つあり、浮御堂(うきみどう)、旧琵琶湖ホテルのある柳が崎、三井寺(園城寺)観音堂、名神高速道路大津SA、瀬田湖岸緑地、唐崎公園、あとの2つがここ大津港と大津湖岸なぎさ公園だ。公園内には4つのカフェが並び立つ「なぎさのテラス」があり、琵琶湖ホテルやびわ湖大津プリンスホテルとともにランチやカフェタイムを楽しめる。琵琶湖の景色や魅力を体感したいなら、ぜひ大津港を訪れてみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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