奥三河蒸留所
奥三河の自然から生まれる、癒やしの香りを訪ねる
奥三河の森林素材や地元農家のハッカを活用
奥三河蒸留所は「奥三河の森資源を有効活用し、親しみやすいエッセンシャルオイルや化粧品、蒸留体験などを通して森の大切さを知ってもらう」をテーマに2019年(平成31)4月にオープン。店内には自社で製造するエッセンシャルオイルをはじめ、芳香蒸留水やルームスプレーなど多種多様な香り製品を販売している。香りの原料は奥三河産の杉や檜が中心。特に夏限定のハッカは新城市能登瀬地区の協力農家が約10年かけて和ハッカの原種を栽培したものだ。目が覚めるような爽やかな香りに、心も体もリセットされる。ほかにも、黒文字やユズ、シソなど、季節によっては珍しい香り製品も登場。高い品質にこだわり、ラベンダーやカモミールなどは海外の原産地と提携して製品作りを行っている。
素材に触れて、蒸して、香りの蒸留体験
蒸留体験ではまず、原料となるハッカや杉などの素材を適度な大きさに切り分ける。その後、蒸留装置に素材を入れて蒸し、その蒸気を冷やしてエッセンシャルオイルを採取するのだ。エッセンシャルオイルはわずかしか採取できないので、体験者は香りが移った芳香蒸留水を持ち帰ることができる。穏やかでやさしい香りは、混じりけのない植物由来ならでは。また、好きな香りのエッセンシャルオイルを選び、バスソルトやエアフレッシュナー、ハーブソープなどを作るクラフト体験も人気。いずれも約20-40分と簡単にでき、作品は持ち帰ることができるので土産にもぴったり。蒸留体験は事前に公式ウェブサイトから予約が必要、クラフト体験は当日でも空いていればできるが予約をしたほうが無難だ。
奥三河の素材+ハーブのランチを味わう
蒸留体験やクラフト体験を楽しんだあとは、店内にある「TEA Cafe」でランチを楽しんではいかがだろう。ここでは「ハーブをおいしく味わってもらいたい」をコンセプトに、東三河の食材とハーブやスパイスを駆使した料理を提供。東栄町産のチキンソーセージとハーブソルトを使ったポトフや、奥三河の野菜やきのこをたっぷりと使って煮込んだ季節のカレーなど、ここでしか味わえないメニューがそろう。ティータイムにはローズやハイビスカスなど常時約10種類のハーブを使用したハーブティーが評判。深い香りに包まれて、リラックスしたひとときを過ごせるに違いない。さらにカフェの窓からはJR飯田線の電車が走る姿を一望、鉄道ファンならずとも電車が通るのが待ち遠しい。
奥三河蒸留所の近隣には、日帰り温泉「ゆ~ゆ~ありいな」や、景色のすばらしい湯谷園地がある。望月街道をのんびり散策するのもおすすめだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン