ANGO(アンゴ)安居
和洋融合のオリジナルスイーツは鮮やかな色合いも人気
ANGO安居(あんごやすい)が店を構える城端は、人口比で菓子店の数が多いとされる地域。「お福分け」の返礼として菓子を選ぶ住民が多いのも理由のひとつだとか。多くの菓子舗が競い合う土壌で1909年(明治42)の創業以来、変わらぬ人気を誇るのがANGO安居だ。4代目の安居範光さんは、富山県内のフランス料理店とヨーロッパで修業を重ねたのち、2012年(平成24)に店名と店舗をリニューアルして老舗に新風を吹き込んだ。新たな代表作が、和洋を合体させた「もちフィナンシェ」である。もっちりとした餅に、アーモンドパウダーと芳ばしい焦がしバターを使ったフィナンシェを重ね、生地を2層仕立てにして焼いた異色の組み合わせ。抹茶やイチゴなど加えるフレーバーによって変わるカラフルな色合いも目を楽しませる、店いちばんの売れ筋商品となっている。安居さんは味のほか、「開封したときに美しさと喜びを感じてもらう」ことも想定しながら、菓子作りに励むという。気分を盛り上げるオリジナルのスイーツは、格好の城端土産になりそうだ。
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情報提供: ナビタイムジャパン