原岡桟橋
ノスタルジックな風情あふれる夕日の名所
房総半島南部の原岡海岸に位置する岡本(原岡)桟橋。木とコンクリートでできた長さ約160mの桟橋が浦賀水道に向かって伸び、日によってはその向こうに富士山を眺められる。特にすばらしい眺めを楽しめるのが夕暮れどきだ。茜色の空をバックにレトロな街灯がぽつりぽつりと灯り、桟橋上を歩く人々のシルエットもどこか哀愁を帯び始める。岡本桟橋は大正時代に漁港の一施設として建設され、1961年(昭和36)に漁港が移転するまで、ここで魚が水揚げされていた。現在は使われることなく波に洗われているが、2017年(平成29)頃からインターネット上で注目を集めるように。ドラマやCMのロケ地にもなったことから広く知られるようになり、現在は平日でも多くの人が訪れる。原岡海岸は国土交通省の「関東の富士見百景」に選出された場所で、5月と8月には富士山頂に沈む太陽が輝く「ダイヤモンド富士」をカメラに収めようと写真好きが集まる。周囲はあまり観光地化されておらず、心洗われるような穏やかさに満ちている。海上を行き交う船を眺め、波の音に耳をすませていると、日頃の喧騒を忘れリフレッシュできるに違いない。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン