館山・南房総

TATEYAMA / MINAMIBOSO

冬に咲く花が自慢の関東最南端の温暖な土地

房総半島の沖を流れる暖流、黒潮のおかげで温暖な南房総。特に房総半島の先端近く、白浜周辺では真冬でも霜が降りることはなく、ハウス栽培ではなく路地もの生花の栽培が盛ん。美しい花畑の風景は、このエリアの冬の風物詩になっている。一方、夏の間も涼しい海風によりあまり暑さを感じないので、避暑地としても知られている。通年気候の良い場所として昔から別荘が建てられており、今は二拠点生活の一拠点をこの地に求める人が多い。見どころの多くは海岸線にあり、房総半島先端部は鉄道でのアクセスができないが、路線バスが広範囲をカバーしている。勝浦・鴨川エリア同様に、この周辺も海の幸が豊かなところ。新鮮なネタとボリュームが自慢の房州寿司はこの地の名物。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    寿司と地魚料理 大徳家
    房総の海の幸を存分に味わう老舗の技
    房総の海の郷土料理といえば「なめろう」が知られている。アジなどの魚を味噌や薬味とともにたたきにした漁師料理で、酒の肴にもなるし、ご飯のおかずとしてもいい。手早くたたいて粘りが出るとうまみが増す。千倉漁港に近い「大徳家」は創業1869年(明治2)の南房総市で最古となる寿司店だ。この「なめろう」を店で提供したのは大徳家が初めてだといわれている。地元で獲れた魚貝の一品料理が充実しており、特に千葉ブランド水産物にも認定されている千倉周辺で獲れる「房州黒あわび」はぜひ試してみたい一品。しっかりとした歯ごたえの身は、かむほどに上品な磯の風味を感じる。老舗寿司店の技が見える握り寿司は、地元で揚がったイサキや天然ショゴ(カンパチの幼魚)などのほか、地酒で蒸したニシ貝、ポン酢漬けの生車えびなどをネタにして、シャリは地元の長狭米(ながさまい)を敷地内の井戸水で炊いた、とことん地元食材にこだわったひと皿だ。
    地元の海で獲れた黒アワビ(時価)(左)と「元祖なめろう」1100円(右)
  • spot 02
    安房神社
    商売繁盛ご利益大の安房一之宮
    房総半島の南端に位置する古社は、日本のすべての産業を創始した神様を祀る神社。商売繁盛、事業繁栄、技術向上などを願う人々が、個人だけでなく、グループ単位で引きも切らずに訪れる。
    拝殿の背後には緑豊かな森が広がる
  • spot 03
    崖観音
    崖に刻まれた観音様が海の安全を見守る
    正式名称は普門院船形山大福寺(ふもんいんせんぎょうさんだいふくじ)。真言宗智山派の寺院で、崖の中腹に造られた朱塗りのお堂が美しく、一般には崖観音として知られている。
    千葉を紹介するポスターにしばしば登場する風景
  • spot 04
    アロハガーデンたてやま
    鮮やかな熱帯植物が生い茂る、千葉県最大規模の動植物園
    房総半島先端に近い平砂浦海岸を望む「アロハガーデンたてやま」は、カラフルな熱帯植物や動物との触れ合いを楽しめる動植物園。ハワイをテーマにする園内はゆったりとした雰囲気に満ちている。
    入り口を入るとすぐにハワイの神様ティキがお出迎え
  • spot 05
    白浜屋本店
    地元の食材を存分に味わえる、食べごたえ満点の房州寿司
    千葉県最南端にあり、海の幸の豊富な館山市。館山といえばボリュームのある房州寿司が名物。一般的な寿司のシャリは8-12gだが、房州寿司は3-5倍の40gほどもある。寿司店が多い館山のなかでも、「白浜屋本店」は1919年(大正8)創業、100年以上の歴史をもつ老舗。この店では、地元で水揚げされるバラエティに富むネタをぜいたくに使い、シャリには南房総の鴨川で作られる長狭米(ながさまい)を使用。ネタの存在感に負けない、米のおいしさも存分に味わえる。そして醤油もシャリとネタの素材の味を引き立てるよう、煮切るひと手間を加え、かどのとれたまろやかな味にしている。添えられる玉子焼きにも特徴があり、蒸し焼きで作るのでしっとりとした食感。デザート代わりに食後に注文する人も多いそうだ。
    地魚寿司2200円。左下から反時計回りにアジ、スマガツオ、スズキ、マダイ、カンパチ、キンメダイ、サヨリ、サザエ
  • spot 06
    浜のいそっぴ
    目の前の漁港を眺めながら食べる海鮮網焼き
    館山市の相浜漁協が運営する海鮮BBQの店。店舗は漁港内にあり、目の前の海で獲れた伊勢えびやアワビ、サザエを網焼きで味わえる。海鮮の内容は地のもの以外に、船橋のホンビノス貝や北海道のほたて貝など5点ほど。ほとんどの魚介は漁港内の海の生け簀に入っているので、新鮮さをキープできる。防波堤のすぐ近くで獲れるという伊勢えびは、身がしまり甘みたっぷり。エビの味噌を味噌汁に入れて食べるのもおすすめの食べ方で、コクが増しておいしい。サザエやホンビノス貝は、うまみがこぼれないように気をつけながら網で焼く。10分ほどで焼きあがるので、熱々のうちに食べたい。すぐ近くには漁協の直売所もあり、新鮮な魚介類をお値打ちの価格で購入することもできる。漁港の風情を楽しみながら海鮮を堪能できる店だ。
    香ばしく焼きあがった伊勢えびやイカはいちだんと鮮やか
  • spot 07
    道の駅 保田小学校
    廃校を活用して生まれ変わった魅力的な道の駅
    温暖な千葉県・南房総の鋸南町にある1888年(明治21)創立の保田小学校は、2014年(平成26)に学校の役目を終え、翌年「都市交流施設 道の駅 保田小学校」としてオープン。道の駅としてだけでなく、地域活性化の交流拠点になっている。
    小学校の懐かしい雰囲気そのままにリノベーション。童心に帰って表彰台で記念撮影
  • spot 08
    うちわの太田屋
    美しく使いやすい伝統工芸品、房州うちわ
    「京うちわ(京都)」「丸亀うちわ(香川)」と並び「日本三大うちわ」のひとつである「房州うちわ」を製作・販売する工房。関東でうちわ作りが始まったのは江戸時代。千葉県南房総の安房地域は質の良い竹が採れる産地として知られ、明治時代には東京から職人を呼び寄せ製作も盛んになった。房州うちわの製作は21の工程をすべて手作業にて行う。各工程の専門の職人が分業で製作し、組みあげたのち仕上げを施して完成となる。大きな特徴は細い竹をそのまま生かした丸柄と、骨組みが二重になっている「窓」だ。手になじむ丸柄の竹の感触、二重の骨組みは強度が上がるとともに立体的で繊細な美しさがある。あおいだときのしなりや軽さも使い心地が良く、竹の抗菌作用も期待できる実用的な品だ。経済産業大臣指定伝統的工芸品に認定されている。
    細い竹を使った丸い柄と、半円部分の「窓」の骨組みが特徴。浴衣生地(大)2970円、(中)2750円
  • spot 09
    道の駅とみうら 枇杷倶楽部
    南房総特産のビワを使ったカレーやスイーツが人気
    千葉県房総エリアは温暖な気候のためビワ栽培が盛んで、全国でも出荷量2位を誇る。なかでも最大の生産地は南房総市。実が大きく、みずみずしい南房総のビワは、そのまま食べるだけでなく加工品としても人気。「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」では南房総のビワを使ったスイーツや食事メニューが豊富。近隣で生産されたビワを自社でピューレに加工して、さまざまな形で提供している。スパイスの利いた中辛カレーにビワのほんのりとした甘みが加わりぐんと深みのある味になった「オリジナルびわカレー」はいちばんの人気メニュー。「プレミアムびわソフト」はビワの果肉入りで、ビワの果実味がミルクの甘さを引き立てる。ショップにはビワを使ったオリジナルの商品が豊富にそろう。なかでも人気なのはビワのおいしさの凝縮された「房州びわゼリー」で、千葉県のおみやげとしても定番の品だ。びわの旬の5-6月に立ち寄るなら、まずは果実そのままを味わいたい。
    「オリジナルびわカレー」900円と「プレミアムびわソフト」500円
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旅のヒント

  1. その1

    高速道路(富津館山道路)が南房総市の冨浦まで延びているので、車でもアクセスはしやすい。館山市内の中心部から房総半島先端部の海沿いを走る道路「房総フラワーライン」は見どころのひとつ。ドライブの楽しいエリアだ。

  2. その2

    都心から車で向かう場合、湾岸道路やアクアラインを使う以外に、三浦半島の久里浜から車ごとフェリーに乗って東京湾を横断して対岸の金谷に渡る方法もある。

  3. その3

    都内からは高速バスでアクセスすることも可能。東京-館山はアクアラインを通り2時間ほど。

  4. その4

    鉄道を利用する場合はJR内房線を使う。このエリアはすべて単線区間なので運行本数は少ない。

  5. その5

    館山市、南房総市ともバス路線が広範囲をカバーしており、うまく利用すれば車がなくても楽しめる。

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