千秋庵総本家 宝来町本店

和菓子

函館の故郷の味は、手間暇かけて作られるシンプルなどらやき

たっぷり詰まった餡は甘過ぎず上品。ほのかな塩気を感じる皮との相性は抜群だ} たっぷり詰まった餡は甘過ぎず上品。ほのかな塩気を感じる皮との相性は抜群だ

第14代将軍・徳川家茂の時代である1860年(万延元)、初代の佐々木吉兵衛が、開港で沸く函館で菓子の立ち売りをしたのが「千秋庵総本家」の始まりだ。吉兵衛が秋田藩士であったことから屋号を「千秋庵」とした。現在は上生菓子からフィナンシェまで、和菓子も洋菓子も販売しているが、いちばん人気はやっぱり「どらやき」だろう。餡は、道南で生産されるあずき「アカネダイナゴン」を3日かけてていねいにつぶ餡に仕上げる。皮は、前日の晩と当日の朝の2段階で仕込む「宵ごね」という手法を使った生地を、1枚1枚蒸し焼きにしていく。こんなに手間暇がかかっているのに、1個260円とお手頃価格なのだ。同店の「どらやき」は、函館市民にとってまさに故郷の味。帰省のたびに買って帰るファンも多い。さて「千秋庵」は大正から昭和にかけて、暖簾分けが大きく進んだ。全道の銘菓として知られる、牛乳と白玉粉を原料にして作る和洋折衷煎餅「山親爺(やまおやじ)」も、実は「千秋庵総本家」が発祥。こちらでは「元祖山親爺」の名で販売している。「千秋庵総本家」の本店である「宝来町本店」は、全道に広がった千秋庵の総本山ともいえる店なのだ。現在はリニューアルに向け改装中。写真は9月時点。

「千秋庵総本家 宝来町本店」の外観。店構えから歴史と風格が漂う} 「千秋庵総本家 宝来町本店」の外観。店構えから歴史と風格が漂う

店内奥の壁、暖簾の左側に見える大時計は、大正時代から掲げられているものだ} 店内奥の壁、暖簾の左側に見える大時計は、大正時代から掲げられているものだ

五稜郭などの名所があしらわれお土産に人気のカステラ饅頭「函館散歩」。味は2種類で写真は「函館散歩 こしあん」1個150円} 五稜郭などの名所があしらわれお土産に人気のカステラ饅頭「函館散歩」。味は2種類で写真は「函館散歩 こしあん」1個150円

スポット詳細

住所
北海道函館市宝来町9-9 map map 地図
エリア
函館エリア
電話番号
0138235131
時間
9:30-18:00
休業日
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、その他)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、d払い、auPAY、ALIPAY)
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
0-30分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 老舗の本店
    4.0 投稿日 : 2019.12.25
    函館を代表する和菓子店の本店です。古い歴史のある建物でとても趣があります。店舗は他に丸井今井や新しく駅前にできたハコビバにもありますが、歴史ある趣の本店にも足を延ばすのも良いです。
  • 函館の老舗和菓子店
    5.0 投稿日 : 2019.01.08
    年季の入った硝子戸が特徴的な和菓子店。イートインらしきスペースは僅かにありますが基本的にはお持ち帰り専門のお店です。どら焼きを購入し自宅でいただきました。上品な甘さのあんこがしつこくなく、さっぱりとした口当たりが美味でした。
  • 老舗の和菓子
    5.0 投稿日 : 2018.09.01
    山親父せんべいが別格の味。日持ちはしないが、生どら焼きが美味しい。料亭ふもとの隣にあり、立ち寄るのに便利だった。

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アクセス

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最寄り

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