玄海町次世代エネルギーパーク あすぴあ

子どもも大人も体験しながらエネルギーの知識を深めよう！

見て、触れて、動いて、体感できる！

2013年(平成25)7月、佐賀県の北西部の玄海町(げんかいちょう)にオープンした「あすぴあ」は、太陽光をはじめ、水力や風力、バイオマスなど、地球にやさしい、これからのエネルギーについて学べる施設。「未来のエネルギーってなんだろう？」そんな疑問について、楽しみながら一つひとつ紐解いていけるように、展示には工夫が凝らされている。3万3000平方メートルほどの敷地には、地上4階建の「あすぴあ館」のほか、ソリゲレンデやピクニック広場、BBQ広場や野外コンサート広場などもあり、入館料無料(一部有料プログラムあり)で利用できるのがうれしい。エネルギーについて学んだあとは、自然のなかでのびのびと過ごすのもおすすめだ。

水鉄砲を的に当てながら水圧などを体感！

まずは「あすぴあ」を目指そう！

「あすぴあ」に着いたら、最初に2階の総合案内へ行き、館内施設情報や有料プログラムの運用時間を確認しておこう。有料プログラム(いずれも大人200円、小中学生100円、未就学児は無料)には、タブレットを使用するアートラボや次世代交通展示室の電動ゴーカートなどがある。次は1階の展示室へ。1階展示室のおすすめは、エネルギーを探検する島「エネルギーアイランド」だ。

エネルギーを学びながら隠されたスタンプを探そう

カウンターでスタンプシートをもらってスタート！　スタンプラリー形式の展示で、島のあちこちに隠されたエネルギーにまつわるスタンプを探しながら、エネルギーについて学ぶことができる。スタンプの数はなんと100種類以上もあるとのこと。スタンプラリーのあとは「バイオガス発電ボールコースター」へ。牛のうんちやごみなどの廃棄物が燃料として電気になったり、新たな資源となって再生するバイオガス発電のしくみをボールコースターをつかって楽しく学ぶことができる。

内側にはパネル解説があり、クイズにも挑戦ができる

風の庭、光の庭、そしてアースラボへ

4階にある「風の庭」は名前のとおり、風力についてのフロアだ。シャボン玉マシーンや雲のキャラクターの風見鶏を見てみると、風の向きや強さがよくわかる。目で見て、体で感じて、風を学ぼう。

「風の庭」では、風見鶏の動きで実際の風の様子がわかる

「風の庭」の1つ下の3階へ降りるとそこは「光の庭」。ここでは、太陽電池の種類や特徴、違いを学んだり、色や素材で温まり方の違いがわかる展示テーブルなどがある。見るのはもちろん、手で触って違いを感じてみよう。自分の影の位置で、今の時間がわかる「日時計」も興味深い。実際に時間を確認してみると、その正確さにびっくりするかも。自然のエネルギーを感じたあとは、お待ちかねの「アースラボ」へ。タブレットを使用しながら、次世代エネルギーを学ぶ体験型人気コンテンツだ。子どもも大人も夢中になってしまうはず。30分のプログラムがあっという間に感じるだろう。

大迫力のスクリーンに大人も子どもも夢中！

さまざまなアトラクションで、一日中楽しめるスポット

館内での学び&遊びを満喫したら、次は外へ。次世代交通展示室には、これからのエネルギーを担う水素エネルギーの仕組みを解説するコーナーなどがある。燃料電池や太陽電池を載せた電動カートもあり、大人も子どもも乗ることができる(大人200円、小中学生100円、未就学児無料)。エネルギーの仕組みを学んでから乗ってみると、楽しさも倍増だ。ほかにもソリゲレンデやBBQ、ピクニック広場もあり、一日では遊びきれないほど。アクセスはマイカーもしくはレンタカーがおすすめだ。JR西唐津駅からは約30分、長崎自動車道多久インターから厳木多久有料道路経由で約70分、西九州道浜玉ICから約45分ほどかかる。屋外や天候に影響される展示も多いので、天気の確認も忘れずにしよう。

大人も童心に返って楽しめる電動カート