吉乃川 酒ミュージアム 醸蔵
知れば知るほど奥が深い【歴史と醸造の街】摂田屋を歩く
日本でいちばん酒蔵が多い新潟県のなかでも最古の酒蔵
摂田屋は、JR宮内駅から徒歩15分。今でも5つの蔵が営みを守り続けているが、なかでも最も古い歴史をもつ酒蔵、吉乃川の創業は1548年(天文17)にさかのぼる。2019年(令和元)にオープンした「吉乃川 酒ミュージアム 醸蔵(じょうぐら)」は、大正時代の倉庫をリノベーションしたもの。かつては酒の瓶詰工場だった建物は、その当時、蔵人たちの寝泊まりの場としても使われ、「常に人がいる蔵」であったことから「常倉(じょうぐら)」と呼ばれていた。そこで、その読み方は変えず、客と蔵元の関係を醸す場所をコンセプトに「醸蔵」としリニューアル。もともとは「ツタ」のからまる古い建物だったが、現在はその趣を残しながらたくさんの訪問者を迎えている。
お酒好きにはたまらないミュージアム
変わったのは外観だけではなく施設内部も大きく刷新された。吉乃川の定番酒から限定まで、幅広いラインナップの揃う売店のほか、吉乃川の歴史や酒造りについて学べる展示コーナーなど、日本酒マニアにはたまらないコンテンツばかりだ。また館内「SAKEバー」では、定番はもちろん、ここだけの特別な酒など、様々な種類の酒を味わえる。吉乃川の甘酒「朝麹(あさこうじ※ノンアルコール)」も置いてあるので、子供も一緒に楽しめるのも嬉しい。また建物いちばん奥にはクラフトビール「摂田屋クラフト」の醸造所も完備。日本酒と同じ仕込み水を使い、米麹を原料としたクラフトビールもぜひ試してもらいたい。
「酒造り体験ゲーム」で酒造りの工程を体験!
専用のタブレットを操作し酒造りの工程を体験できる「酒造り体験ゲーム」もミュージアムの人気コンテンツ。蒸した米に麹を振りかける「種付け」や、酒を搾る「上槽」など、酒造りの工程を疑似体験できる。また、吉乃川のオリジナルサービス「カヨイ」もおすすめ。専用のステンレスボトル「カヨイ」に吉乃川のプレミアムなお酒を詰めて直接購入者へお届け。飲み終わったら、空のボトルを送り返すことで「おかわり(有料)」ができるオリジナルのサービスだ。「カヨイ」の由来は、江戸時代の酒の販売方式である「通い徳利」。当時、酒屋は徳利にお酒を詰めて渡し、お客は徳利が空になったら酒屋へ行き、再度酒を注いでもらうという販売方法があった。吉乃川は、この通い徳利の販売方式を現代風にアレンジした「カヨイ」というサービスを2020年(令和2)からスタートさせた。通い徳利は、今では陶器からステンレスボトルに進化し、蔵元とお客さんの間を行き来している。
顧客と蔵元との関係作りの場に
吉乃川の仕込み水は「天下甘露泉(てんかかんろせん)」と呼ばれ、信濃川の伏流水を水源とする敷地内から汲み上げた地下水を使っている。ミネラルを適度に含んだ軟水で造られた酒は「日常の晩酌酒」としての地位を築き上げてきた。これからもその想いは変わらず、「日常の酒」を醸し続けながら、新しい挑戦として、飲んだ瞬間に感動するような酒造りにも力を入れたいと意気込む。「カヨイ」や新ブランドなど、様々な挑戦によって、豊かな時間を提供していきたいと、酒どころ新潟最古の酒蔵は、いつの時代も「酒の楽しさ」を探求し、進化し続けている。
スポット詳細
- 住所
- 新潟県長岡市摂田屋4-8-12 地図
- エリア
- 長岡エリア
- 電話番号
- 0258779910
- 時間
- 9:30-16:30(sakeバーのL.O.16:00)
- 休業日
- 火(祝の場合は翌日)、年末年始
- 料金
- [入館料]無料(sakeバーは有料にて試飲可能)
- 駐車場
-
あり(40台)
※醸蔵向かいの市営摂田屋駐車場 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、nanaco、WAON、PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円, 3,001-5,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(多目的トイレもあり)
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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