平塚市総合公園

J1リーグ湘南ベルマーレのホームスタジアムがある

東京ドーム約6.5個分ある公園

JR東海道線の平塚駅から北へ約25分歩いたところにある公園で、30万3000平方メートルの敷地に約230種10万本の樹木が植えられている。平塚市市制施行50周年を記念して、旧農林省果樹試験場跡地に、1991年(平成3)完成した。公園中央入り口から並木道を進むと、コンサートやイベントが行われる野外ステージや、ピクニックに最適な芝生の原っぱが広がる。その小脇にあるのがバラ園。開花シーズンには赤やピンク、白などで、鮮やかに彩られる。詩人で童話作家の宮沢賢治の出身地、岩手県花巻市から平塚市に寄贈されたバラも植えられている。

宮沢賢治ゆかりのバラ「グルス・アン・テプリッツ」があるバラ園

動物たちと触れ合える

原っぱと駐車場の間にある歩道を抜け、「ふれあい動物園」へ向かおう。37種、約760頭の動物が飼育されている小動物園には、ガチョウ、アヒル、カモのいる水鳥の池や、5-10月はリスザル、冬季はハクビシン、シマリスのいる小動物舎、ヤギや羊、ウサギ、モルモット、ハムスターなどの動物に触ったりエサをあげたりできる触れ合いコーナーなどが集まっている。動物園の向かいにあるわんぱく広場は、子ども連れに大人気のエリア。ローラー滑り台やターザンロープなどの遊具が点在する。時計回りに歩みを進めると、ヒヨドリやムクドリ、キジバトが観察できる野鳥の森、高砂部屋の平塚合宿で朝稽古も行われる相撲の稽古場が両脇にある。

小学生以下の子どもは乗馬を体験できる「ポニー乗馬コーナー」(1回100円)

サッカー、バスケットボールのプロスポーツ観戦

公園の西側には、「トッケイセキュリティ平塚総合体育館」がある。横浜ビー・コルセアーズのホームとしてプロバスケットボールBリーグの試合が開催される。公園の北側には、子ども広場や噴水を挟んで、競技場と野球場が並ぶ。「レモンガススタジアム平塚(平塚競技場)」はJ1リーグ湘南ベルマーレのホームスタジアム。「バッティングパレス相石スタジアムひらつか(平塚球場)」はプロ野球の横浜DeNAベイスターズの2軍が準本拠地として使用し、イースタン・リーグの試合が行われる。なお、平塚駅から平塚市総合公園へは神奈川中央交通のバスが頻繁に運行されているほか、公園には大型の駐車場があるのでアクセスしやすい。

1998年(平成10)のFIFAワールドカップ・フランス大会に、中田英寿をはじめベルマーレ平塚から選出された選手を讃えた記念碑

高校・大学野球の試合も行われる「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」