葛原岡・大仏ハイキングコース
木々の間から鎌倉の町を見下ろす尾根道のハイキング
大仏から銭洗弁財天へ
大仏・葛原岡ハイキングコースは、鎌倉大仏のある高徳院の裏から出発し、源氏山公園を経て北鎌倉に抜ける鎌倉の代表的なハイキングコース。全行程約3km。森のなかの尾根道を歩き、所要1時間-1時間半。途中やや急なところもあるが、道は整備されており、ゆっくり歩けば誰でも楽しめるコースだ。一方は建長寺や明月院などの有名寺院が集まる北鎌倉エリアで、もう一方は高徳院やあじさい寺で知られる長谷寺などがある長谷エリア。コースの途中には人気スポットである銭洗弁財天(宇賀福神社)が源氏山公園の近くにある。今回は長谷エリア側から東に向かう銭洗弁財天へのコースを紹介する。
鎌倉大仏の裏、トンネルの手前からスタート
大仏様がいる高徳院を出て県道32号を右へ。5分ほど歩くとトンネルの手前右側に山に入っていく狭い階段がある。ここがハイキングのスタート地点。階段を上がってすぐのところに分岐があり、弁財天へは右へ。そのまままっすぐ階段を上ると大仏切通(だいぶつきりとおし)へのコースとなる。県の文化財に登録されている大仏切通は、岩を削って切り開いた峠道。現在北西から鎌倉の中心部に向かうにはトンネルを抜けていくが、かつては山のなかのこんな道を通っていたわけだ。大仏ハイキングコースでは、このトンネルの上を歩くことになる。
歩きはじめてしばらくは、わりと急な傾斜の道が続くので、ゆっくり歩いていきたい。木の根や岩が露出しているところが多く、ロープを張った階段もある。雨上がりなどで道がぬかるんでいるときは特に気をつけたい。
森林浴を楽しみながらのんびり歩く
歩きはじめの10-15分の急登を過ぎてしまえば、あとは森のなかをゆるやかなアップダウンを繰り返しながら歩いていくだけ。森林浴を楽しみながらのんびり歩いていきたい。途中コースで唯一鎌倉の町と海が見渡せる開けたポイントがある。現在はハイキングコースとなっている道だが、かつては鎌倉への間道だったのだろう。かつてここを通って鎌倉へ向かった人々に思いを馳せながら、鎌倉の町を眺めてみたい。しばらくして森を抜けると道は舗装道路に変わり、一般の住宅の横を歩く。そのまま道なりに歩いていくと三叉路が現れる。北鎌倉まで歩くなら、この辺りがコースの中間だ。そのまま道なりに坂を下ると再び三叉路。左に行くと源氏山公園の入り口があり、そのまま進めば葛原岡神社を経て北鎌倉駅方面へ、右に行くと銭洗弁財天を経て鎌倉駅方面へ下る道だ。源氏山公園の入り口から北鎌倉の駅まで距離は約1.5km。そのうちハイキングコースは800mほどで、ずっと下りの歩きやすい道だ。
源氏山公園で頼朝公とご対面
最初の三叉路を下るとすぐ右に階段がある。銭洗弁財天はこの階段を下り、そのまま急な坂道を100mほど下ったところにある。入り口には石碑と石造の鳥居があるのですぐにわかる。銭洗弁財天への階段を下らずにそのまままっすぐ進むと源氏山公園の入り口だ。源氏山は鎌倉駅の北西にある標高93mの山で、そのふもとには北条政子、源実朝の墓所がある。頂上は広場となっていて、大きな源頼朝の像がある。ここから鎌倉市街が見渡せて、頼朝公が山頂から眼下を見下ろしていると絵になるのだが、残念ながら町は見えず。その代わりといっては何だが、春は桜の名所として訪れる人を楽しませている。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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