江戸時代の石垣
ビルの建設工事中に発見された江戸時代の遺構
JR浜松町駅から東へ、首都高速都心環状線に沿って少し行くと、ツツジやアジサイが植えられた歩道に面し、大きな石を積み重ねた石垣が現れる。これは、1982年(昭和57)から1984年(昭和59)の間、海岸一丁目特定街区(東京ガス浜松町本社ビル)の建設工事が進められるなかで発掘されたもの。旧芝離宮恩賜庭園の南側に接した場所で出土したのち、貴重な文化財として保存するため、建設用地東側に移設、一部復元された。この地は、江戸時代前半(17世紀後半)に埋め立てられた築地(埋立地)で、かつては大名の屋敷や陣屋(住居兼役所の役目を果たすもの)があった場所。石垣は、築地の北側と東側の護岸用に築かれたと考えられている。浜松町に残る2つの庭園、浜離宮恩賜庭園と旧芝離宮恩賜庭園とともに、江戸時代の名残に触れられる場所だ。
スポット詳細
- 住所
- 東京都港区海岸1-5-20 東京ガス本社敷地内 地図
- エリア
- 芝・竹芝・高輪エリア
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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