乙女ロード
ファン垂涎のショップが集まる漫画・アニメ好き女子の聖地
1本の通りから始まったポップカルチャーの発信地
店頭のキャラクターグッズやポスターが人々を誘う賑やかな通り。辺りを行き交い、店の
前の柵に座って過ごす人々はほとんどが女性だ。漫画やアニメなどのポップカルチャー
は、海外からも高い評価を受ける日本の一大産業だが、その文化的中心地のひとつとされ
るのが池袋。サンシャインシティ西側の長さ約200mの通りには、2000年代に入ってから漫画やアニメグッズ店が増えていき、男性が多く通う秋葉原に対して、池袋には女性が集まり、やがてこの通りは乙女ロードと呼ばれるようになる。それから、池袋駅により近いエリアにも多くの関連施設が立ち並ぶようになり、その様子は大きく変わった。
乙女ロードの成立に寄与した業界最大級の専門店「アニメイト」
アニメイトは漫画やアニメ、ゲームなどの書籍やキャラクターグッズを扱う全国チェー
ン。1983年(昭和58)に池袋で創業し、漫画・アニメ専門店の先駆けとなった。2012年(平成24)、今度は中池袋公園の近くへ移転し、この一帯が新たな文化的中心地となった。近年は周辺に「キュープラザ池袋」「ハレザ池袋」「ミクサライブ東京」といったエンタメ系施設も続々とオープンし、ますますホットなスポットとなっている。さらに「アニメイト池袋本店」は40周年を迎える2023年3月、リニューアルし、大きくなってグランドオープン予定。世界最大規模のアニメショップとなり、池袋の街全体で一日中いても楽しめるスポットが増える。
一方、かつて本店があった乙女ロードの建物は、コスプレ衣装などを扱う「ACOS」や「アニメイトカフェ」などが入る「アニメイトアネックス」としてファンを集めている。
池袋最多の店舗数を誇り、専門性の高いK-BOOKS(けいぶっくす)
一方、現在乙女ロードに多くの店舗があるK-BOOKSも、乙女ロード誕生時にこの地に存在した老舗のひとつ。巣鴨にあった漫画の古本屋が1994年(平成6)に池袋で創業し、現在「キャラ館・GAME館」となっている店舗を皮切りに次々と数を増やしていった。池袋に点在する9つの建物に、「アニメ館」や「同人館」「コスプレ館」、2次元アイドル男性キャラ関連商品を扱う「ライブ館」、BL(ボーイズラブ)グッズをはじめ、乙女ゲームグッズや女性向けマンガグッズ専門の「乙女館」など、計14もの専門店が入っている。K-BOOKSの売りはその専門性。全店舗でグッズの買い取りが可能で、細かくジャンル分けされた各店舗に知識豊富なスタッフがそろい、依頼するとその場で買い取り価格を提示してくれる。
さまざまな世界観に浸れるコンセプトカフェ
池袋駅の東側は、コスプレやBLなど女性向けのコンセプトカフェが多いエリア。乙女ロードに2006年(平成18)にオープンした執事喫茶Swallowtail(すわろうている)はその代表格だ。お屋敷内のティーサロンをイメージした店内で、執事が「お帰りなさい」と出迎えてくれ、アフタヌーンティーなどをサーブしてくれる。彼らの洗練された立ち居振る舞いや、本格的な紅茶やスイーツ、料理を味わえるのが人気の秘密。たとえばメニューにある紅茶のほとんどが、独自に輸入した茶葉を使ったここでしか味わえないオリジナルとのこと。利用には予約が必要で、ティータイムは80分、ディナータイムは90分の時間制。深窓の令嬢気分で優雅なティータイムを楽しんでみてはいかがだろう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
地図最寄り
- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場
【予約制】akippa アーバンバリューパーク池袋第1
71m
【予約制】akippa 東池袋三丁目駐車場【機械式/大型】利用時間7:00-22:00(2)
154m