渋谷区立松濤美術館
名建築家が手がけた建物でユニークな企画展を楽しむ
白井晟一が設計した建物を鑑賞
高級住宅街として知られる松濤。瀟洒な町並みの一角にある松濤美術館は、さまざまなテーマで企画されるユニークな展覧会で知られる。ほかでは見られない独特の展示にひかれて訪れる人も多いが、まずは近代日本建築における異色の建築家、白井晟一の「作品」を堪能したい。オニキスの石材をガラスに挟んだエントランスの光天井、螺旋階段と踊り場を照らす照明、4階層を貫く吹き抜けにかかるブリッジ、各展示室の調度品など、じっくり鑑賞したい見どころが盛りだくさんだ。
一風変わった展覧会も見どころ
常設展示はなく、1年に4回ほど企画展を開催している。「デミタスカップの愉しみ(2021年8月24日-10月10日)」は濃いコーヒーを飲むカップ「デミタス」を特集。アールヌーヴォー、アール・デコのデザインを中心に380点が展示された。ほかにも2020年(令和2)の国立アイヌ民族博物館の開館によせた「アイヌの装いとハレの日の着物(2021年6月26日~8月9日)」や、「サロン展:松濤クロニクル1981→2021(2022年2月12日~3月13日)」など、独自の視点で企画された企画展の数々を楽しむことができる。2021年(令和3)秋には「白井晟一 入門」も開催された。
哲学の建築家 白井晟一とは
白井晟一(1905-1983年)はドイツで哲学や美術史を学び、帰国後に独学で建築を学んだという異色の経歴をもつ建築家。はじめは個人住宅や公共建築を手がけていたが、のちに「渋谷区立松濤美術館」、長崎県佐世保市の「親和銀行本店」、東京都港区麻布台の「ノアビル」など、記念碑的な建築の数々を設計している。戦時中の疎開先だった秋田とは所縁があり、秋の宮温泉郷の稲住温泉にはいくつもの作品が保存され、現在でも宿泊することができる。建築にとどまらず、ドローイングや装丁などの作品も手がけており、誰もが見覚えのある中公文庫のロゴも白井の作品だ。そのユニークなスタイルから「哲学の建築家」とも呼ばれ、没後約40年を経てもなお人々の注目を集め続けている。
スポット詳細
- 住所
- 東京都渋谷区松濤2-14-14 地図
- エリア
- 渋谷・原宿・表参道エリア
- 電話番号
- 0334659421
- 時間
-
[特別展期間中]10:00-18:00
[公募展・サロン展期間中]9:00-17:00 - 休業日
-
月(祝の場合は開館)、祝の翌日(土日にあたる場合は開館)、展示替期間及び年末年始(12/29-1/3)
※展覧会によって異なる場合あり - 料金
- [入館料]展覧会によって異なる
- 駐車場
- なし(障がい者の方は事前にご連絡のうえ、使用可能)
- 電子マネー/スマートフォン決済
-
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay、LINE Pay、d払い、auPAY、ALIPAY)
※入館料は現金のみ - 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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- 津田青楓の展覧会
- 津田青楓の展覧会に行きました。夏目漱石が現役の頃の作品の表紙絵を沢山作った方です。決っして広い敷地ではないですが居心地良い空間でゆっくり過ごせました。
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- イマイチでした
- 南薫造の小品展とあって出かけたが公募の松濤美術展と同時開催のため展示の作品は少なかった。おまけに以前開催された「南薫造展」に出品されなかった作品だっただけになおのこと見応えは劣った。ただ作品「雪の積もった家」の描き方が他のものと際だって異なり、この方面に進んだら味わい深い作品が生まれただろうなどと勝手な想像を膨らませてこの作品に見入っていた。また公募展の方では「松濤賞」受賞作より黒須氏の「海月」の...
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- 造りが独特
- 渋谷駅から離れているのが難点ですが、他の美術館では行わない興味深いテーマでの企画展が多いです。独特な建物ゆえ、どう見学していけばよいのか順路に悩みます。
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