月島もんじゃストリート

複合施設/商業施設

下町のソウルフード「もんじゃ」を食べ比べ

東京湾埋め立て1号地として1892年(明治25)誕生した月島には、半径わずか500mの商店街に80軒以上のもんじゃ店がひしめく通りがある。下町商店街の情緒を楽しみながら、お気に入りの1軒を見つけてみたい。

子どものおやつから始まり、東京・下町の食文化を代表する食べ物になったもんじゃ} 子どものおやつから始まり、東京・下町の食文化を代表する食べ物になったもんじゃ

お好み焼きより歴史が古い、もんじゃの起源を知る

小麦粉を水で溶き、具と一緒に鉄板で焼く食べ物が誕生したのは、江戸時代末期から明治時代。紙や筆が庶民にいきわたっていなかった時代、小麦粉を水に溶いて鉄板に文字を書き、子どもたちに教えたり、覚えながらおやつに食べていた「文字焼き(もんじやき)」に起源があるといわれている。これが訛って、「もんじゃ焼き」になったという説が有力だ。もんじゃ店の密集地として有名なのが、下町の月島。東京メトロ有楽町線の月島駅7番出口から地上に出ると、商店街の両側に専門店が軒を連ねる「月島もんじゃストリート」はすぐ目の前だ。通りを散策する前に立ち寄ってみたいのが、商店街入り口にある「月島もんじゃ振興会協同組合」が運営する案内所。もんじゃ店の場所がわかる地図や、周辺散策に便利なガイドマップを用意しているほか、家庭で楽しめるもんじゃ焼セットなどを販売している。

案内所では1000円で1100円分使えるお得な食事券も販売している} 案内所では1000円で1100円分使えるお得な食事券も販売している

ハガシがセットになった「月島もんじゃ焼 もち明太子」(1200円)、「月島もんじゃ焼 ソース味」(1000円)、「月島もんじゃ焼 出汁味&ソース味」(1000円)} ハガシがセットになった「月島もんじゃ焼 もち明太子」(1200円)、「月島もんじゃ焼 ソース味」(1000円)、「月島もんじゃ焼 出汁味&ソース味」(1000円)

月島がもんじゃ密集地となった理由とは?

明治時代に埋め立て地として誕生した月島。周辺にも次々と島が造成され工場地帯として発展していくなか、当時は川に囲まれた孤島で、船着場に近い場所に人々が集まっていたという。ここが、現在のもんじゃストリートの前身である商店街。子どもたちが集まる駄菓子屋でおやつとして販売していたもんじゃが、橋の建設や都電の乗り入れなど銀座・築地方面からのアクセスが便利になるにしたがい人気が高まり、専門店が増えていった。昭和30年代にはわずか4軒だった店が平成の時代に急増。現在では日本各地はもとより、海外からもんじゃ目当てに訪れる観光客が多く目当てに訪れる観光客が多く、修学旅行生、東京ディズニーランド帰りに立ち寄る人もいるという。

壱番街から四番街まである月島もんじゃストリート} 壱番街から四番街まである月島もんじゃストリート

月島もんじゃストリートの歩き方

もんじゃストリートは月島駅に近い商店街入り口から、壱番街・弐番街・参番街・四番街まで約500m続く。昼から夜まで通して営業する店と、ランチタイム終了後にいったん閉める店があるので、目的の店がある場合は営業時間を確認しておくことをおすすめする。弐番街と参番街の間には、東京で最も古いといわれる交番の建物が残り、人気の撮影スポットになっている。もんじゃの醍醐味は、鉄板に押し付けたおこげの部分のパリッと香ばしい食感。トロッとした部分と異なる味わいを楽しめるのもいい。初めての場合、焼き方や食べ方に戸惑うこともあるが、質問すればていねいに教えてくれるし、スタッフが焼いてくれる店もあるので、遠慮せずに聞いてみよう。

近所の人の生活にも欠かせない商店街が賑わい始めるのは夕方から} 近所の人の生活にも欠かせない商店街が賑わい始めるのは夕方から

現存する日本最古の交番は1926年(大正15)の建築。現在は地域安全センターとして使われている} 現存する日本最古の交番は1926年(大正15)の建築。現在は地域安全センターとして使われている

スポット詳細

住所
東京都中央区月島1-8-1 map map 地図
電話番号
0335321990
駐車場
なし
※近隣にコインパーキングあり
Wi-Fi
あり(tsukishima-monja)
喫煙
可(弐番街に喫煙所あり)
英語メニュー
あり
滞在目安時間
120分以上

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました