居合神社
戦国時代より伝わる居合道の発祥地にして全国唯一の神社
居合道の始祖が祀られる神社
JR村山駅からおよそ10分、国道13号から東側を望むと大きな鳥居が見えてくる。細い道を抜けていった先にたたずんでいる日本一社林崎居合神社は、閑静な集落の端にあり、荘厳な雰囲気を醸し出している。御祭神として、居合道の祖である林崎甚助重信(はやしざきじんすけしげのぶ)が祀られている。居合神社は全国唯一であり、地元では小学校に居合道クラブがあるなど、武道「居合道」は親しみ深いものとなっている。居合道の聖地ともいうべき居合神社は全国から剣道や居合道の愛好者が参拝に訪れ、外国人観光客からも人気が高い。
戦国時代に生まれた居合道の源流
戦国時代、現在の村山市である奥州・林崎に生まれた林崎甚助重信によって創始された居合道。一説によると、神より居合の極意を伝授され、居合道の源流となる林崎夢想流が編み出されたといわれている。林崎甚助重信は修行で全国を遍歴し、弟子を育て居合道を広めたことで多くの流派が生まれた。居合神社は居合道の聖地となっており、毎年各流派の方々による居合道演武会が行われる。現在では神社の隣に武道場「村山居合振武館(むらやまいあいしんぶかん)」があり、盛んに稽古が行われている。
居合道に触れる「居合道体験プログラム」
村山市居合道体験プログラムが各種用意されている。400年を超える歴史をもつ居合道のデモンストレーションを見ることができる「居合神社サムライショー」、実際に居合道の体験ができる「居合抜刀術サムライ体験」など。より深く体験したい方のために、5時間にもわたる「居合抜刀術プライベート修行」コースもある。歴史を知るだけでなく、有段者の先生の指導のもとで実際に刀を振り肌で感じることができる人気のプランになっている。
周辺には体験スポットや温泉街も
村山市には最上川三難所そば街道があり、県内のそば街道発祥の地とされている。食べて楽しむのはもちろん、そば打ち体験ができるお店もある。市内の窯元「陶修窯 碁点焼(とうしゅうがまごてんやき)」では陶芸体験を行うことができ、老若男女問わず楽しめる。旅の疲れを癒やすには、pH10の強アルカリ温泉で有名な「湯舟沢温泉(ゆぶねさわおんせん)」や、車で30分ほど走った先にはノスタルジックな町並みの「銀山温泉」がある。車移動が前提ではあるものの、付近には体験できるスポットや温泉街が多くあるため、趣向に合わせてプランを立てられるのも魅力。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン