須川温泉栗駒山荘

温泉旅館

4.5

横手・湯沢・栗駒エリア

標高1100mの峠道を越えてたどり着く絶景露天風呂

秋田県東成瀬村と岩手県の県境、奥羽山脈のほぼ中央にたたずむ温泉宿。栗駒山の裾野にある須川高原を見下ろす大パノラマと、標高1100mもの高地で自噴した源泉を加温加水なしのかけ流しで楽しめる温泉施設だ。

良く晴れた日には、出羽富士と称される「鳥海山」を眺めながら温泉を楽しめる

栗駒山荘へのアクセスはマイカーやレンタカーがおすすめだ。湯沢方面からは国道398号を利用して、稲庭うどんで有名な稲川を通り、小安峡温泉街を通り抜けて県道282号経由でアクセス。十文字方面からは国道342号をたどってひたすらに東成瀬村を駆け抜ける。どちらのルートも所要時間は1時間程度。目的地に近づくにつれて標高も高くなり車窓からの眺望もすばらしくなる。栗駒山荘の1kmほど手前の国道沿いには、強酸性で高い透明度を誇る須川湖がある。目的地に直行するのもいいけれど、時間に余裕があるときは車を停めて美しい景色の湖畔を歩いてほしい。澄んだ湖面に映り込んだ山と空と雲の色が、湖底の赤い土に映えてとても印象的な風景をつくっている。

県道282号の絶景ポイントだが、栗駒山荘はさらにこの上にある

澄んだ水をたたえる須川湖に秋田の大自然が映り込む

須川温泉の源泉は、標高1100mを超える峠で自噴している。源泉の湯温は約50℃ほどでpH2.2の強酸性。毎分6000ℓもの湧出量を誇り、栗駒山荘ではこの源泉を加温加水なしでお風呂に引き込んでいる。栗駒山荘に到着したらさっそく絶景露天風呂へ。湯船からは山中を走る道路や人工物は見当たらない。ブナの原生林に湿原地帯、ゆるやかな稜線の奥羽山脈と鳥海山など、源泉かけ流しの乳白色の温泉に浸かりながら季節ごとに変わる景観を満喫。近くには栗駒山の登山ルートもあるため、トレッキングを終えた登山客などの日帰り客も多い。

県境付近から秋田側を振り返ると栗駒山荘(写真中央の黒い建物)が見える

峠で自噴する源泉「須川温泉」

須川温泉と駒山荘の楽しみは温泉だけではない。宿泊部屋からの景色、食事など宿で楽しむことのほかに、周囲一帯は栗駒国定公園に指定されており、トレッキングに最適だ。高山植物観賞やバードウォッチングなど大自然を楽しもう。特に紅葉の季節は例年多くの人が訪れる。北東北の山間部のシーズンは短い。冬季は積雪で道路が閉鎖となるため、営業期間は4月下旬頃-11月初旬頃まで。周辺の道路状況に注意して出かけよう。

お出迎えは切妻の大屋根。栗駒山荘に到着

栗駒山荘の絶景露天風呂

おすすめは栗駒山荘から1時間弱でアクセス可能な川原毛地獄(かわらげじごく)と川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)。川原毛地獄は一帯が灰白色の溶岩で覆われており、今でも激しく火山性ガスが吹き出して硫黄臭が漂う。緑で覆われた山のなかにいきなり現れる草木も生えない荒涼とした景色は一見に値する。川原毛大湯滝はまさに温泉の滝。その滝壺は7-9月中旬頃まで天然温泉として入浴可能で、水着に着替えて入浴することができる。川原毛地獄と川原毛大湯滝の両方を訪れる場合は、多少遠回りのルートではあるが、川原毛大湯滝を目的地に設定すると便利だ。

スポット詳細

住所: 秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林栗駒国定公園内地図
エリア: 横手・湯沢・栗駒エリア
電話番号: 0182475111
時間: [日帰り温泉入浴]10:00-16:30(16:00最終受付)
休業日: 営業期間中無休(11/4-4月下旬は冬期休業)
料金: [入浴1回券]大人800円、小学生450円、幼児無料
駐車場: あり(70台)
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、その他)
※宿泊代のみ
電子マネー/スマートフォン決済: 可(PayPay)
※温泉入浴代は不可
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可(屋外喫煙所あり)
平均予算: 【昼】1,001-3,000円
【夜】10,000円以上
備考: 【昼】:温泉入浴・売店【夜】:宿泊
滞在目安時間: 60-120分(温泉入浴)
車椅子での入店: 可(バリアフリー施設ではない)
乳幼児の入店: 可

情報提供：ナビタイムジャパン

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トリップノート

クチコミ

お風呂からの眺めは最高です

投稿日 : 2022.09.18

岩手県と秋田県の県境にある温泉です。お風呂からの眺めが最高です。強酸Ph2.2の温泉で、湯上がりが気持ちよかったですね。お風呂から出る時に雨水を利用したお湯を利用できるため、貴金属の変色の心配がありませんでした。帰りに熊と鹿肉のレトルトカレーをお土産に買って帰りました。熊に注意して、是非行ってみてください
絶景パノラマ露天

投稿日 : 2021.11.05

ツアーで日帰り入浴しました。標高1126ｍの露天風呂から眺める大パノラマ。前を遮るものは何もなく、紅葉した木々が大変美しかったです。お風呂は熱めでした。身動きせず、できず、じっと景色を眺めていました。
露天風呂から景色は絶景

投稿日 : 2021.03.13

須川高原温泉旅館の県境を挟んでお隣りにある温泉ホテル。こちらの宿のほうがやや新しく、秘湯の温泉宿といった雰囲気はあまりない。JR一関駅から路線バスが出ており、1時間半のところにある(バス停は須川高原温泉旅館のところにあり、そこから約5分ほど歩く必要あり)。冬季は積雪のため両宿ともに休業だが、白濁した硫黄泉は最高だ。