八幡沼展望台

澄んだ空を映したような、深い水色が特徴的な八幡沼。展望台付近がやや高い位置にあるので、眺望は抜群

展望台から望めるのは、周囲1.5kmの八幡沼。約6000年前の火口に水がたまってできた火口湖だ。周辺の湖沼群では一番大きく、八幡平のシンボル的な沼として人気がある。展望台からは、八幡沼を正面に、西側に八幡沼湿原と山小屋「陵雲荘」が見え、天気が良ければ、岩手山などの名峰も見渡せる。また、八幡沼を挟んで向かい側にはガマ沼展望台があり、大きさや深さによって変わる色の違いなどを見比べてみるのもおもしろい。なお、八幡沼の周囲には木道があり、一周すると1時間ほど。夏から初秋にかけては高山植物の花々が咲き誇り、散策すればニッコウキスゲ、コバイケイソウ、チングルマ、ワタスゲと出合うことができる。

見返り峠から八幡平山頂までの道は、石畳の道。ゆるやかな傾斜の先に絶景が広がる

八幡沼展望台から、さらに5分ほど歩くと標高1613mの八幡平頂上展望台に着く

時に荒々しくも見える沼の表情に、火山活動など太古の歴史を感じる