『北の国から』ロケ地
雄大な自然のなかで、父の生きざまと子の成長を描いた超大作
家族を見守ってきた家を公開
JR富良野駅から南東へ車で約40分。富良野岳のふもとに広がる麓郷(ろくごう)エリアは、市内に数多くあるロケ地のなかでも特に押さえておきたい場所だ。このエリアには、田中邦衛演じる黒板五郎の建てた家が「麓郷の森」「五郎の石の家」「拾って来た家」の3か所にある。各スポットは1-3kmと近い距離にあるので、見てまわりやすい。おすすめの巡り方は、ドラマが放映された年代順だ。まずは、東京から来た親子3人が初めて住んだ「最初の家」がある「五郎の石の家」、次は「黒板五郎の丸太小屋(2番目の家)」などのある「麓郷の森」、最後に「拾って来た家」だ。「拾ってきた家-やがて町」には、ドラマ終了後に完成した「純と結の家」もある。年代順にそれぞれの家を訪ねて、家族の成長を追体験しよう。
麓郷エリア以外にもロケ地がいっぱい
『北の国から』の放映は1981年(昭和56)から2002年(平成14)と、約20年に及ぶ。連続ドラマは計24回、 その後、子どもたちの成長を追うスペシャルドラマが計8回放映された。ドラマファンに人気のあるスポットは、五郎が建てた家のほかにもたくさんある。なかでも人気なのが、連続ドラマの初回、親子3人が初めて富良野に降り立つシーンが撮影された布部(ぬのべ)駅だ。ここから五郎一家の新生活がスタートしたとあって、ファンのあいだでは「物語の始まりの場所」と呼ばれ、まるで聖地のようになっている。駅舎内に飾られた当時の親子3人の写真を見ると、ドラマの名シーンがよみがえることだろう。このほか、富良野神社や中畑木材など、市内にはまだまだロケ地がたくさんある。
『北の国から』にまつわるユニークなグッズにも注目
ロケ地巡りを楽しむなら、各ロケ地に設置してある『北の国から』探訪マップを手に入れたい。おもなロケ地だけでなく、UFOを見た場所、純のアパート、雪子おばさんのアパートなど、レアなスポットも紹介されている。また麓郷エリアの各ロケ地や、新富良野プリンスホテル敷地内にある富良野ドラマ館では、ドラマに関する土産物も販売している。なかでも人気なのは、ドラマのなかの名セリフにちなんだ「子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメン」と、倉本聰直筆、黒板五郎の「遺言状」。買って帰れば、自宅でもドラマの世界観に浸れるはずだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン