豊公園

公園/緑地

秀吉が築いた長浜城跡地に広がる憩いの公園

豊公園(ほうこうえん)は、羽柴(後の豊臣)秀吉が初めて一国一城の主となった長浜城の跡地に造られた総合公園。琵琶湖のほとりというロケーションと、桜をはじめとした四季折々の花々や自然が魅力の、長浜のオアシスだ。

園内のおすすめのフォトスポットは噴水付近} 園内のおすすめのフォトスポットは噴水付近

JR長浜駅から徒歩圏内の好アクセス

JR琵琶湖線長浜駅の西口から徒歩5分ほど。少し南へ足を延ばせば、滋賀県屈指のパワースポット・竹生島(ちくぶしま)へのクルーズ船が発着する長浜港がある。15万6000平方メートルもの広大な園内には、テニスコートや、琵琶湖を望む散歩道、自由広場、遊具広場、BGMが流れる噴水のほか、長浜城主であった秀吉のあだ名にちなんでか猿舎まであり、家族連れからお年寄りまでさまざまな世代に親しまれている。梅やフジ、バラなど季節の花々が訪れる人びとを和ませてくれるが、おすすめの季節は断然、春。毎年4月上旬から中旬にかけて約600本のソメイヨシノが咲き誇り、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。天守との共演は息をのむ美しさ。長浜城歴史博物館最上階のパノラマ展望台から薄紅色に染まる公園を見渡すのもいい。

琵琶湖を眺めながら散歩やジョギングを楽しめる} 琵琶湖を眺めながら散歩やジョギングを楽しめる

ゆったり花見を楽しむなら人の少ない朝がいち押し} ゆったり花見を楽しむなら人の少ない朝がいち押し

かつての長浜城の天守跡地へ

豊公園のシンボルといえば、安土桃山時代の城郭を参考に、昭和時代に復元した長浜城(現・長浜城歴史博物館)。公園を散歩しつつさまざまな角度からその姿を仰ぎ見ることができる。博物館のかたわらの小高い丘の上には、「長浜城天守閣跡」の碑と衣冠束帯姿の秀吉公の石像が木々に囲まれひっそりと立っている。1574年(天正2)、長浜城を築いて町や港を整備し、町を発展へと導いた秀吉は今でも長浜の人びとに慕われており、石像は昭和中期に遺徳をしのんで立てられたものという。秀吉が大坂城へ移ったのち、家臣の山内一豊や内藤信成らが城主となったが、豊臣家が滅亡したあとの1615年(元和元)に廃城。長浜城が存在していたのは、長い歴史のなかでわずか40年間。そのため、城の全容は謎に包まれている。

公園のそこかしこから天守が望める} 公園のそこかしこから天守が望める

小高い丘の上に立つ秀吉公の石像と「長浜城天守閣跡」の碑} 小高い丘の上に立つ秀吉公の石像と「長浜城天守閣跡」の碑

長浜城の名残を訪ね歩く

「長浜城天守閣跡」碑から琵琶湖畔へ向かうと、波打ち際の石碑が目にとどまる。これは「太閤井戸」の石碑で、1929年(昭和4)に琵琶湖が水不足で干上がったことにより偶然発見されたもの。発見当時は、厚さ3cmほどの木の板で囲まれていたという。天守の南側を歩けば、「長浜城石垣出土地」や「長浜城本丸跡」の碑もある。豊公園の再整備にともない長浜市が数年前に行った発掘調査で、長さ4.5mの石垣の遺構が出土したという。豊公園に残る長浜城の面影はこれらのみ。遺構を訪ねるなら、この地が発祥の長浜御坊大通寺へ。東に徒歩15分の距離にあり、長浜城の大手門を移築した脇門を見ることができる。また、同じく長浜城の遺構と伝わる国宝彦根城の天秤櫓もあわせて訪れ、長浜城の在りし日の姿に思いを馳せてはいかがだろう。

天守裏手の浜辺に立つ太閤井戸の石碑} 天守裏手の浜辺に立つ太閤井戸の石碑

長浜城石垣出土地の碑} 長浜城石垣出土地の碑

枝ぶりの見事な松のそばに長浜城本丸跡の碑が立つ} 枝ぶりの見事な松のそばに長浜城本丸跡の碑が立つ

スポット詳細

住所
滋賀県長浜市公園町 map map 地図
電話番号
0749656541
時間
24時間
休業日
無休
料金
[入園料]無料
駐車場
あり(457台)
※有料(普通車3時間以内無料)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
平均予算
【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円
備考: 観桜期に売店営業あり
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店
備考
※電話番号は長浜市都市計画課に繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

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最寄り

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