滋賀県立美術館

美術館

信楽焼を散りばめた空間も魅力!リニューアルした県立美術館へ

「公園のなかのリビングルーム」「リビングルームのような美術館」として、2021年(令和3)リニューアルした滋賀県立美術館へ。アートが身近に感じられる開放的な空間で、ゆったりとくつろごう。

エントランスから中庭にあるアレクサンダー・コールダー作の『フラミンゴ』を鑑賞できる} エントランスから中庭にあるアレクサンダー・コールダー作の『フラミンゴ』を鑑賞できる

名称も空間もリニューアル

JR琵琶湖線瀬田駅から帝産バス「滋賀医大」または「大学病院」行きで10分、「県立図書館・美術館前」または「文化ゾーン前」で下車。立命館大学や龍谷大学、滋賀医科大学に囲まれたアカデミックなエリアに、図書館と滋賀県立美術館を擁する「びわこ文化公園」が広がる。バス停から公園内を歩くこと5分で到着。元は、1984年(昭和59)に開館した「滋賀県立近代美術館」で、2021年(令和3)夏、改修工事を経て「かわる かかわる ミュージアム」をコンセプトとしてリニューアルオープン。名称も「近代」をとって「滋賀県立美術館」となり、より多様なアート作品を発信している。

緑豊かな公園のなかという抜群のロケーション} 緑豊かな公園のなかという抜群のロケーション

信楽焼を散りばめたフリースペース

館内は、天井まで届くガラス張りの開放感あふれる空間。エントランスロビー周辺の「ウェルカムゾーン」の空間構築にあたっては、大阪を拠点に活動するクリエイティブユニット、graf(ぐらふ)がデザインを手がけた。案内表示「サイン」やサイドテーブルの土台は滋賀県が誇る伝統産業・信楽焼のプロダクト。スタイリッシュななかにも土ならではのぬくもりが感じられる。「信楽透土(とうど)」という光を通す特殊な土を使った照明にも注目したい。展示室内への入場は観覧料が必要となるが、ウェルカムゾーンは無料エリア。オムツ替えスペースや授乳室も備えた2階のキッズスペースやファミリールームも無料利用ができ、家族連れでもゆったり過ごしながらアートを身近に感じられる空間となっている。

存在感のある信楽焼のサイン} 存在感のある信楽焼のサイン

ロビーの照明も実は信楽焼製} ロビーの照明も実は信楽焼製

淡いブルーを基調とした2階のキッズスペース} 淡いブルーを基調とした2階のキッズスペース

滋賀県立美術館のコレクション

日本美術院を中心とした近代日本画、滋賀県ゆかりの美術・工芸品、戦後アメリカと日本の現代美術を軸とし、2016年(平成28)からはアール・ブリュット(フランス語で「生(き)の芸術」を意味し、正規の芸術教育を受けていない人による自由で無垢なアートを指す)作品の収集も開始し、1984年(昭和59)の開館以来、収集したコレクションは1800件を超える。日本画家・小倉遊亀と染色家・志村ふくみのコレクションは国内随一を誇り、ほかに重要文化財『近江名所図』やマーク・ロスコなどのアメリカ美術、澤田真一などのアール・ブリュットの作品を収蔵する。展覧会についても、同館のコレクションや滋賀県にゆかりのある作家の作品をしっかりと紹介できるような独自のプログラムを用意しているという。

ポストカード。左上から、安田靫彦『飛鳥の春の額田王』、速水御舟『洛北修学院村』各50円、小倉遊亀『姉妹』110円} ポストカード。左上から、安田靫彦『飛鳥の春の額田王』、速水御舟『洛北修学院村』各50円、小倉遊亀『姉妹』110円

滋賀県産の宝庫、カフェ&ショップ

エントランスロビー内には、カフェ&ショップ「kolmio in the museum(こるみおいんざみゅーじあむ)」。滋賀県産にこだわったプロダクトや食材、文具やポストカードをはじめとしたミュージアムグッズもそろう。カフェのメニューも滋賀県産のものを積極的に取り入れており、人気は老舗和菓子店によるオリジナルの上菓子やラップサラダ。「ウェルカムゾーン」ならどこでも飲食可能で、テイクアウトもできる。びわこ文化公園内には、日本庭園「夕照の庭」、茶室「夕照庵」、屋外彫刻作品が立つ彫刻の路もある。美術館の後には公園をのんびりと散策するのもおすすめだ。

ラップサラダとカフェラテ} ラップサラダとカフェラテ

スポット詳細

住所
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1 map map 地図
電話番号
0775432111
時間
9:30-17:00(最終入館は16:30まで)
休業日
月(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/22-1/10)
※施設点検や展示入替のための臨時休館あり
駐車場
あり
※無料
※びわこ文化公園の駐車場
Wi-Fi
あり(Biwako Free Wi-Fi)
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 開放的
    4.0 投稿日 : 2022.10.04
    スタイリッシュでオシャレな空間が広がります。せっかくの環境なのに、来館者が少ないですね。ポイント毎に女性スタッフが立っておられるのが多過ぎに感じてしまうほど。カフェやショップも楽しみの一つだったのですが、少々期待はずれ。滋賀のこだわりの品が並ぶというものの、見せ方、演出の仕方がどうなのかな?という感じ。何よりショップが箱でなくオープンスペースなのが落ち着きませんでした。また、名前まで...
  • 企画展も常設展も大満足
    5.0 投稿日 : 2022.06.14
    日本各地の公立美術館には、それぞれ特色があって初めて行くときはワクワクする。立地、建物、企画、特色にもいろいろあるが、やはりいちばん重要かつ訪問の決め手になるのはコレクションだろう。コレクションは寄贈によるものと収集方針によるものがあり、寄贈はご当地出身の作家や収集家からものが多い。そして、それを機会に収集方針にも寄贈作品を引き継ぐ流れができていく。滋賀県立美術館の場合は、山元春挙と小倉遊亀...
  • 2021年6月27日リニューアルオープン。県立近代美術館から県立美術館へ名前も変更。
    4.0 投稿日 : 2022.06.03
    「生誕150年...

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アクセス

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最寄り

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