松坂城跡(松阪公園)
全国屈指の石垣や、複雑に入り組んだ縄張が見どころ
日本屈指の名城から城下町を見下ろす
松坂城があったのは、北に流れる阪内川(さかないがわ)を防衛ラインとした、四五百森(よいほのもり)と呼ばれる標高約38mの丘陵地。北丘を城郭の中核部、南丘を城の鎮守、両丘の周囲を三ノ丸として、さらに外側に土居や堀を配した守り重視の縄張になっている。丘の下には表門から延びる大手筋を中心にして城下町が整備されており、城からの眺めは開放感抜群。抜けるような青空と、400年超の時を刻んできた活気ある城下の様子を満喫できる。
時代ごとに異なる石垣の積み方に注目
松坂城は織田信長や豊臣秀吉に重用された戦国武将・蒲生氏郷(がもううじさと)によって1588年(天正16)に築城。氏郷が会津若松へ転封されたあとは服部氏、古田氏が城主となり、1619年(元和5)に徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が紀州藩主となった際に紀州藩領として松坂代官の預かりとなった。このように、長年にわたって時の権力者たちの重要な拠点としてあり続けた松坂城では、何度か石垣の修復が行われている。時代ごとに工法の違いを比較できるので、ぜひ石の積み方にも注目してほしい。
複雑な縄張は、敵の侵入を防ぐための知恵
松坂城の中核部は北丘にあり、最頂部の天守台から下がっていくように上段と下段に分かれた本丸跡、二ノ丸跡と続く。本丸上段跡の西にはきたい丸跡、南には隠居丸跡がある。本丸を中心に渦巻き状に曲輪が配置されており、このような縄張は渦郭式(かかくしき)または螺旋式(らせんしき)と呼ばれている。また、曲輪をつなぐ通路は複雑に折れ曲がっており、防御力の高さをうかがわせる。門や櫓は残っていないものの、「もし自分が城に攻め入るとしたら」と想像しながら天守跡まで向かえば、堅牢さを実感できるだろう。
季節の景色や移築された建物、資料館も必見
松坂城跡は1881年(明治14)に県管轄の「松阪公園」として認可され、1952年(昭和27)に三重県指定史跡、2011年(平成23)に国指定史跡となった。春は桜やフジ、秋は紅葉と、四季折々の美しさを愛でる憩いの場としても親しまれている。さらに、北側には本館と蔵が国登録有形文化財になっている「松阪市立歴史民俗資料館(2階 小津安二郎松阪記念館)」、南側には国指定重要文化財などを収蔵する「本居宣長記念館」と国指定特別史跡になっている「本居宣長旧宅(鈴屋)」があるので、合わせて見学してほしい。
スポット詳細
- 住所
-
三重県松阪市殿町
地図
- エリア
- 松阪・津エリア
- 電話番号
- 0598237771
- 時間
- 常時
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(210台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(Matsusaka Free Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可(指定場所のみ可)
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(松阪公園内は可、本居宣長記念館・松阪市立歴史民俗資料館を除く)
- 備考
-
※電話番号は松阪駅観光情報センターへ繋がります。
[松阪市観光プロモーションサイト]https://www.city.matsusaka.mie.jp
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
アクセス
最寄り

- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場

【予約制】特P 新座町1071-2付近駐車場
433m
【予約制】akippa TOKAI駐車場【利用可能時間:深夜0:00-朝9:00】
791m
【予約制】akippa TOKAI駐車場【利用可能時間:19:00-23:59】
801m
