赤木城跡

城/城址

築城の名手と呼ばれる戦国武将・藤堂高虎(とうどうたかとら)が築いた平山城

築城当時の原形を残した城跡は全国的にも珍しい} 築城当時の原形を残した城跡は全国的にも珍しい

赤木城があった場所は、南側には田平子峠(たびらことうげ)を越えて本宮方面へ抜ける十津川街道、東側には風伝峠から吉野方面へ抜ける北山街道が走る交通の要所。この辺りは古くから良質な木材や銅などの鉱山資源に恵まれた重要拠点であり、豊臣秀吉による1585年(天正15)の紀州侵攻によってその支配下に入った。その後、一揆の鎮圧などを目的に藤堂高虎が築城したと伝えられる。標高230mと立地的にはさほど高くないものの、城下からの比高は30mほどあり、見晴らしは良好。最高所にある主郭を中心に三方の尾根と裾野に郭(くるわ)が設けられた構造は、中世山城を引き継いでいる。一方、高く積まれた石垣や発達した二重虎口など近世城郭の要素も見られ、建物はないものの見ごたえがある。1992年(平成4)から2004年(平成16)にかけて石垣の積み直しや遊歩道の設置などの整備が行われており、見学のしやすさもポイント。急激に冷え込んだ早朝には辺り一帯に雲が流れ込み、雲海に浮かぶ様は「天空の城」としても注目を集めた。

1989年(平成元)、田平子峠刑場跡とともに国史跡に指定された} 1989年(平成元)、田平子峠刑場跡とともに国史跡に指定された

西郭の石垣は、自然石をそのまま積み上げた野面積み} 西郭の石垣は、自然石をそのまま積み上げた野面積み

スポット詳細

住所
三重県熊野市紀和町赤木 map map 地図
駐車場
有り(10台)
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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