旧高野家住宅 甘草屋敷

歴史的建造物

伝統的な建築様式や暮らしを伝える甲州民家

江戸時代から明治初期にかけて、薬用植物である甘草を幕府に納めていた高野家の屋敷。当時の養蚕農家の典型とされる造りで、歴史と伝統を伝える貴重な例として、国の重要文化財に指定されている。

19世紀初頭に建てられたと考えられている 19世紀初頭に建てられたと考えられている

屋根に特徴のある建築様式

JR中央本線塩山駅の北口正面を出ると、武田信玄公之像の向こうに見える立派な家が、旧高野家住宅・甘草屋敷の主屋(おもや)だ。最上部に大棟(おおむね)を通し、屋根を開いた本のように傾斜させた切妻造(きりづまづくり)の家で、いちばんの特徴は、屋根の中央部分にせり上がった「突き上げ屋根」があること。風通しと日当たりの良い屋根裏部屋は、蚕(かいこ)を育てるのに最適で、かつて養蚕業が盛んだったこの地域の民家特有の造りとなっている。

「煙出し」「明かり取り」とも呼ばれる突き上げ屋根を持つ主屋 「煙出し」「明かり取り」とも呼ばれる突き上げ屋根を持つ主屋

薬用植物の甘草を栽培していた高野家

「甘草屋敷」の名称は、江戸時代に高野家が「甘草」を栽培、幕府に納めていたことに由来する。甘草とは、その名が示すように甘味料として使われるほか、のどや胃の痛みを和らげる生薬としても用いられる植物だ。屋敷内の甘草園に生えている甘草は、「甲州甘草文書」の記述によれば、350年前から自生しており、日本で最も古いものとされている。1993年(平成5)に主屋が甲州市の所有となってからは、付属する蔵や門などを含めて整備、歴史的建造物と屋敷構えが一体となった「薬草の花咲く歴史の公園」として、地域の伝統を伝えている。

薬草広場に植えられた甘草は、甘草園に自生するものの株をバイオ増殖したもの。根の部分をすりつぶして薬にする 薬草広場に植えられた甘草は、甘草園に自生するものの株をバイオ増殖したもの。根の部分をすりつぶして薬にする

春には「ひな飾り」の展示場に

主屋の内部に入ると、まず目に入るのは堂々とした大黒柱。急勾配の階段を上ると、2階まで貫く大黒柱や、屋根を支える棟持柱(むねもちばしら)の様子がよくわかる。旧高野家住宅・甘草屋敷は、2月中旬から4月中旬にかけて塩山で開催される「ひな飾りと桃の花まつり」のメイン会場としても知られる。江戸時代から昭和まで各時代のひな飾りや、和紙を使ったオリジナルの吊し飾りが屋敷を埋め尽くす、桃源郷らしい華やかな祭りだ。

梁を支える2階部分の大黒柱 梁を支える2階部分の大黒柱

祭りの期間には「ひな飾り」が展示される主屋の広間 祭りの期間には「ひな飾り」が展示される主屋の広間

大正時代に移築された茅葺き屋根の「小屋」。一般的な農家の住まいの様子がわかる 大正時代に移築された茅葺き屋根の「小屋」。一般的な農家の住まいの様子がわかる

長屋を利用した特産品販売所でいただける、甘草ブレンドティーとシナモンクッキーのセット 100円 長屋を利用した特産品販売所でいただける、甘草ブレンドティーとシナモンクッキーのセット 100円

スポット詳細

住所
山梨県甲州市塩山上於曽1651-15
電話番号
0553335910
時間
9:00-16:30
休業日
火(祝の場合は開館)、祝の翌日、年末年始
料金
[入館料]大人310円、小人・学生200円
[団体]大人200円、小人・学生100円
駐車場
あり(30台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
なし(パンフレット英字表記あり)
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

最寄り

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