乗鞍高原
爽やかな高原を拠点に標高3000ⅿの世界を気軽に体験
北アルプス最南端、中部山岳国立公園にある乗鞍岳。古くから山岳信仰の霊場で、特に雨乞いの山としてあがめられていたという。長野県と岐阜県にまたがっており、長野側の標高1200~1800ⅿ付近に乗鞍高原がある。湿原、池、滝、スキー場、そしてペンションや温泉宿が点在する景勝地だ。ここを拠点に乗鞍岳を楽しもう。山頂近くにある畳平まで「乗鞍エコーライン」(7~10月開通)が延びていて、マイカー規制されているためバスを利用する。約50分間の乗車中、残雪を滑るスキーヤーや、自転車でヒルクライムを楽しむ人の姿を目にするだろう。開通直後には除雪でできた雪の回廊も楽しめる。やがて岐阜県との県境を超えると、畳平に到着だ。花好きな人なら1周30分ほどの遊歩道は見逃せない。夏には多くの高山植物が咲き、クロユリやイワツメグサなどの可憐な花々を楽しむことができる。畳平ではまた登山者も多い。乗鞍岳の最高峰、標高3026ⅿの剣ヶ峰は「最も登りやすい3000m峰」といわれ、畳平から3~4時間で往復できる。ただし、バスで一気に高所へ上がるため高山病に注意を。また高山の天候は急激に崩れるので、登山の装備を忘れずに。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン