手力雄神社
織田信長ゆかりの神社。地元で親しまれる通称「てぢからさん」
豪族が山の中腹に磐座を祀ったのが始まりといわれる
JR岐阜駅、名鉄岐阜駅から岐阜バス「各務西町営業所」行き、「手力雄神社前」バス停下車、徒歩すぐ。名鉄各務原線新加納駅から北へ約1kmのアクセス。岐阜県屈指のパワースポットとして知られる「那加総社 手力雄神社」。主祭神手力雄神は力の強い神として知られており、織田信長が戦勝祈願をしたことから勝運、開運の神として崇敬されている。社伝では5世紀末期頃、岐阜県各務原市那加地区を支配していた豪族により、山の中腹に磐座祭祀として神を祀ったのが始まりとされる。室町時代には、佐良木郷八ヶ村の氏子を中心に崇敬を受け、薄田源左衛門尉(すすきだげんざえもんのじょう)と藤原祐貞が梵鐘と狛犬を奉納し、あつく崇敬したと伝わる。社殿は1674年(延宝2)から修復・葺替を繰り返し、今日まで300年余前の姿を美しく保っている。
市指定重要文化財「龍の雌雄」は本殿を飾る2体の龍の木彫寄木造り
社殿にある各務原市指定重要文化財の「本殿海老虹梁巻龍二体」が有名。本殿軒下の左右に配された寄木造りの彫刻で、向拝柱の間をつなぐ虹梁の両端が竜頭形の本として立体的に強調されている。経年で色あせているものの、彫りの勢いと鋭い顔つきの動態的で迫力のある姿は圧巻。各務原に伝わる龍の昔話には本殿龍の目に釘を打ったとあるが、実際には寄木造りのため目に釘は使用していない。この「本殿海老虹梁巻龍二体」の作者は不明だが、左甚五郎の作とも伝わる。
信長ゆかりのパワースポット。スポーツ祈願でも有名
美濃を攻めた織田信長は、各務原の地域でも大きな戦いを行った。この戦いの際、織田信長は「那加総社 手力雄神社」へも攻め入ってきたが、参道を進むと急に境内に霧が立ちこめ息苦しくなり、馬から落ち体が動かなくなったのだそう。「今後二度と神社に矢を向けない」と誓うと、霧はたちまちに晴れ、動けるようになったと伝わる。そして織田信長は神前にて稲葉山城(現在の岐阜城)攻略の戦勝祈願をしたのち、斉藤氏を滅ぼし稲葉山城攻略を果たした。稲葉山城から見渡す土地を除地として認め、現在の那加地区の発展につなげたとされる。神や仏の力などに頼らないイメージのある織田信長が必勝祈願をしたとあって、パワースポットや特にスポーツの神として有名な神社となっている。
境内参拝は「拝殿」から「本殿」、そして6つの境内社を巡る
1682年(天和2)に杮葺きの屋根で建立され、のちに檜皮に葺き替えられた「拝殿」から、昭和初期に建てられた「舞殿」、その奥に2基の「古墳」、さらに奥に進むと龍の伝説が残る「本殿」の順番で参拝したい。また境内には「秋葉神社」「八幡神社」「福徳龍神社」「稲荷神社」「子護薬師」「高徳福龍神社」の6つの境内社がある。「秋葉神社」は火防の神である秋葉の大神を祀り、1月2週目の日曜には、例祭にあわせ左義長が行われている。「八幡神社」は八幡大神を祀り、毎年9月23日に例祭を斎行している。「稲荷神社」は五穀豊穣、商売繁盛を祈願して、月参りに参拝する人が多い。
スポット詳細
- 住所
- 岐阜県各務原市那加手力町4 地図
- エリア
- 岐阜エリア
- 電話番号
- 0583823383
- 時間
- 9:30-16:00
- 駐車場
- あり(50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
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