松尾八幡平ビジターセンター
散策前に立ち寄りたい八幡平・岩手山の最新情報発信施設
八幡平の自然を、まずは映像で楽しもう
「松尾八幡平ビジターセンター」の館内に入ると真っ先に目に止まるのが、「八幡平山頂天気情報」の案内板。当日の天候、気温、視界、風、「八幡平アスピーテライン」と「八幡平樹海ライン」の道路情報などが記されている。「山岳地帯に入るので、最も重要な情報を真っ先に伝えるため入り口に設置したんです」と、八幡平市観光協会事務局次長の海藤さん。日本百名山のひとつ標高1613mの八幡平を中心に広がるエリアは、山岳ロードドライブをはじめトレッキングなどで大人気。「松尾八幡平ビジターセンター」は八幡平エリアのさまざまな情報を発信しているから、ぜひ立ち寄りたい。施設内は展示ホール、映像ホール、レクチャールームの3つに分かれている。「映像ホールは自慢のひとつ。150インチのハイビジョン画像で八幡平地域周辺の四季折々の美しさを体験できますよ」と、海藤さん。上映メニューは「八幡平 大自然が奏でるハーモニー」(約15分)、「八幡平 花のソナタ」(約6分)、「八幡平 光と風のシンフォニー」(約4分)。できれば八幡平を訪れる前に鑑賞したい。事前情報によってリアルな八幡平をより深く楽しめるはずだ。
テーマ別コーナーでちょっとしたウンチクを知る
「松尾八幡平ビジターセンター」の展示ホールも八幡平情報の宝庫だ。「森の変化を楽しむ―八幡平の森のつくり―」や「火山の博物館―八幡平地域の火山―」、「なかなか出会えないけれど―八幡平の生き物たち―」などテーマ別コーナーが設置されており、わかりやすい解説・紹介が行われている。たとえば、「八幡平では標高1100m前後を境にブナが主体の山地帯からダケカンバやアオモリトドマツが主体の亜高山帯へ移り変わる」など、人によっては興味深い初耳の情報が紹介されている。八幡平に生息するツキノワグマや鳥類や小動物たちのはく製展示もある。これらの動物が実際に動き回る姿を観察できる機会は滅多にないだろうから、よく見ておくのがおすすめ。また、ホール中央にある八幡平エリアのジオラマもぜひ。平面地図と異なり、立体的に八幡平エリアを確認できるのがいい。ちなみに、一般的にビジターセンターとは国立公園や国定公園の自然や地理、動植物などの案内や公園(エリア)の利用案内をするものだが、「松尾八幡平ビジターセンター」は初心者にもわかりやすい解説なのが特徴。肩肘張らずに、ちょっと見学しようかという気軽さが感じられる施設といえそうだ。
八幡平ってどう楽しめばいいの?を知る
八幡平エリアの楽しみのひとつが、山岳ロード「八幡平アスピーテライン」や「八幡平樹海ライン」の大パノラマを堪能しながらのドライブだ(ともに冬季通行止め)。八幡平アスピーテラインは岩手県から秋田県まで八幡平を横断する約27kmの景勝道路だが、「松尾八幡平ビジターセンター」はまさに八幡平アスピーテラインの岩手側玄関口に位置する。館内には八幡平市観光協会の管理のもとインフォメーションコーナーも設けられており、交通情報や登山情報などが提供されている。八幡平のみならず岩手山エリアなどのさまざまな観光案内資料を用意しており、相談にも応えてくれるから旅行者には心強い存在だ。開館時間は9~17時(年末年始、冬季休業あり)。そして、「松尾八幡平ビジターセンター」に隣接する「松尾八幡平物産館あすぴーて」もあわせて訪れたい。食事処があるほか、地元の土産品や農産物の販売が行われている。取材時には天然のアケビなども袋入りで並んでおり、その価格にもびっくり。八幡平の行き帰りに楽しみたいスポットだ。
スポット詳細
- 住所
- 岩手県八幡平市柏台1-28 地図
- エリア
- 八幡平・安比高原エリア
- 電話番号
- 0195783500
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
-
年末年始
[12-3月]水 - 料金
- [入館料]無料
- 駐車場
- あり(第1駐車場57台、第2駐車場103台)
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
-
- 雨の日は
- 安比高原に宿泊していて、天気の悪い日はここに来て八幡平のビデオを見て、地元産の果物を買い、ランチを戴く。
-
- さみしいセンター
- 人影も少なくさみしいセンターです。確かにこれといったものがなくトイレ利用者が中心でした。立派な施設なのにもったいない。
-
- 八幡平の自然をより身近に
- 八幡平を身近に知るには最適なスポットです。八幡平の名前の由来、八幡平の自然・動物・植物を展示資料や遊び気分で学べられるように工夫されています。特に、動物のはく製は数が多くて、ツキノワグマ・キジなどは必見。観光センターも併設されているので、八幡平の魅力をより深く知ることも可能です。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る