道の駅くじやませ土風館

道の駅

3.5

三陸海岸エリア

久慈の名産品と観光情報が集まった駅近の道の駅

久慈駅から徒歩7分と、車以外でもアクセスのいい道の駅。あの朝ドラで人気に火が点いた名産品や久慈の海の幸・山の幸に、「久慈秋まつり」の大きな山車(だし)が旅人を出迎えてくれる。

街なかにあるため駐車場は普通車128台ほどと少なめ。すぐ近くの丘にある巽山(たつみやま)公園の展望台からは久慈市内を一望できる

久慈の旬の野菜や三陸の魚介類など特産品を売る店が集まった「土の館」、観光案内所や「地場食材レストラン山海里」がある「風の館」の2エリアからなる「道の駅くじやませ土風館」。正面左手にある「土の館」は、久慈名物がめじろ押し。田高酒店(たこうさけてん)は、1907年(明治40)創業の酒蔵「福来(ふくらい)」の商品を中心とした品ぞろえで。創業当時からのブランド酒「福来」(720㎖)1320円や、朝ドラがきっかけで大人気となり今でも売上ナンバー1のオール岩手の清酒「特別純米酒北限の海女」(720㎖)1353円などの地酒が並ぶ。お土産の定番といえば、竹屋製菓の黒豆のお菓子。社長が子どもの頃、近所の寺の住職が黒豆の煮汁を飲んでお経をあげていたことから、「黒豆は喉によい」と黒豆を使ったお菓子を考案したという。岩手産黒豆の煮汁と煮豆の「黒豆ゼリー」184円は、つるんとしたなめらかな食感のはちみつ入り寒天ゼリー。はちみつの甘さがほどよく、想像以上に煮豆がたっぷりで、大人気なのもうなずける。

写真左の「北限の海女」は朝ドラが始まる前から販売されていたそうだ。写真右は、「特別純米酒涼霞」(720㎖)1320円

竹屋製菓の黒豆ゼリーと黒豆ケーキ。ほかにも黒豆羊羹や黒豆茶など、岩手県産黒豆にこだわった商品を作っている

久慈の最新の観光情報をチェックするなら「風の館」へ。正面のホールには、約650年前から続く「久慈秋まつり」で実際に使われた大迫力の山車が展示されている。久慈には山車を作る山車組が8つある。作り手は専業ではなく、町内会や同級生などの仲間が集まり、5月から9月にかけて本業のかたわら山車を作るそうだ。そして、「風の館」で忘れてはならないのが「地場食材レストラン山海里(さんかいり)」。不動の人気を誇るのは三陸の魚介類がてんこ盛りの「漁師なげこみ丼」1690円。これをランクアップした「三陸ずっぱり丼」2500円も期間限定で提供中！　「ずっぱり」とは久慈の方言で「たくさん」という意味で、魚介類のネタがたくさん載った豪華な海鮮丼だ。ガッツリ系がいいなら、久慈市の隣にある野田村特産のブランドポーク「南部福来豚」を使った「福来！　豚丼」1100円もおすすめ。

高さ約12mまでせり上がる大きな山車。毎年、歴史などの決められたテーマで山車を創作する

新鮮でおいしい食に関心が行きがちだが、久慈の名産のひとつである琥珀にも注目したい。約9000万年前の古い地層から発掘される琥珀は、色味も多彩。100％久慈産琥珀のアクセサリー類を販売する「くんのご by 上山(かみやま)琥珀工芸」2代目店主の上山さんは、朝ドラの登場人物「琥珀の勉さん」のモデル。自社の山で採掘するシーンもドラマに使われたそうだ。また、地元の収集家のコレクションを展示した昭和レトロ館(入館料大人300円)では、古いブリキのおもちゃなどが展示され、懐かしい昭和の町並みが再現されている。残念ながら館内での撮影は禁止だが、レトロな雰囲気をゆっくり堪能しよう。「道の駅くじ」は久慈駅からも近い町なかにあるため道の駅としては少々コンパクトだが、そのぶん内容がギュッと詰まった施設。旅の始まりなら最新観光情報のチェックに、旅の終わりなら電車に乗る前の少しの時間にお土産探しができて、とても便利だ。

「くんのご by 上山琥珀工芸」で販売されているのは、自社が採掘した久慈の天然琥珀原石で作ったアクセサリーのみ

電車の待ち時間に気軽に立ち寄れて、久慈のおいしいものに出合えるスポット

スポット詳細

住所: 岩手県久慈市中町2-5-6 地図
エリア: 三陸海岸エリア
電話番号: 0194669200
時間: 9:00-19:00
[11-3月]18:00まで(風の館)
[10-3月]18:00まで(土の館)
[レストラン]11:00-17:00(L.O.閉店30分前)
駐車場: 有(普通車50台、大型車8台)
クレジットカード: 可(店舗により異なる)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(店舗により異なる)
Wi-Fi: あり(フリーWi-Fi)
コンセント口: なし
喫煙: 可(喫煙所あり)
英語メニュー: あり
平均予算: 【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円
滞在目安時間: 30-60分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可(授乳コーナーあり、トイレにおむつ交換代あり)
雨の日でも楽しめる: はい

情報提供：ナビタイムジャパン

クチコミ

久慈まつりの山車展示

投稿日 : 2023.05.29

久慈駅から徒歩１０分ほどのところにある道の駅。お土産などの販売以外に観光交流センターも併設されています。久慈祭の巨大な山車が展示されています。
訪問時はCovid-19のため一部閉館

投稿日 : 2022.04.29

久慈市の中心部にある道の駅です。訪問時は販売所やレストランは営業していましたが、展示の一部はCovid-19の流行により非公開になっていました。
久慈秋まつりの巨大な山車

投稿日 : 2021.08.29

久慈駅から徒歩10分ほど。物産館「土の館」と観光交流センター「風の館」からなる。土の館には土産物店の他にスーパーも入居しており地元民も多く訪れている。風の館には久慈秋まつりで使用されている山車が展示されており、その巨大さに圧倒される。