巨釜・半造「折石」

荒々しい海の景観を楽しめる唐桑半島の名勝

ドーン!と響く打ち寄せる波の音、吹き渡る潮風、強風にさらされ這うように伸びる木々。唐桑半島の東海岸に位置する名勝「巨釜・半造」は、三陸海岸を代表する景観で、ダイナミックな自然の驚異を感じさせてくれるスポットだ。

岩礁が複雑に入り組んだリアス特有の海岸} 岩礁が複雑に入り組んだリアス特有の海岸

奇岩怪石の連なる三陸を代表する景観のなかを歩く

気仙沼市街地から車で約25分のところにある、唐桑半島の「巨釜・半造」。折石に代表される「巨釜」と、トンネル岩や潮吹き岩が見られる「半造」に分かれていて、それぞれ遊歩道で海沿いを歩ける。両スポットに駐車場があり、コースとしては「半造」の駐車場に車を停めて歩き、再び車に乗り折石近くまで車で行き駐車、遊歩道を下りて折石に行くコースが良い。巨釜・半造の名の由来は諸説あり、前田浜から「巨釜」を見たとき、釜で湯が煮えたぎるように見え、沖の八幡岩が蓋のように見えることから「巨釜」と呼ばれるようになった。「半造」は、この辺りは昔から海産物が豊富で「繁昌」したことから、それが訛り「半造」と呼ばれるようになったのだとか。

隆々と岩が連なる「半造」の景観} 隆々と岩が連なる「半造」の景観

「半造」のビュースポットを散策

駐車場からなだらかな斜面の遊歩道を下って行くと、ほどなく「半造」の海岸だ。「俎板岩」「トンネル岩」そして波の高い日に潮が吹く「潮吹岩」などの特徴的な奇岩が海岸沿いに点在する。岩伝いの遊歩道も特に険しくはないので、海岸美を楽しみながら散策ができる。岬の突端まで行き、三陸の海をゆっくり眺めるのもいいだろう。また、この辺りの遊歩道にはやわらかなチップ材がまかれ、ふかふかしていてとても歩きやすいのもうれしい。

半造へと向かう遊歩道} 半造へと向かう遊歩道

ビュースポット「折石」を上から望む

高さ16m、幅3mの「折石」は、「巨釜・半造」のシンボリックな景観。かつてはもう少し大きかったが、1896年(明治29)の三陸大津波の際に先端の2mほどが折れ、以来「折石」の名で呼ばれるようになった。駐車場から急な坂を海に向かうと、突如目の前に現れる折石の景観は圧巻。大海原に屹立する姿にしばし感動し、そこから海岸沿いに南へ少し目をやると、そこには高さ10m、幅70mの大きな岩、八幡岩が見える。岩礁に波がぶつかるたびに白波が立つ、三陸らしい荒々しい景観を見られる。海岸沿いを散策しながら、三陸特有の変化に富んだ海岸美を楽しめる「巨釜・半造」。散歩がてら気軽に歩いて、その海景色を堪能したい。

津波で途中から折れ「折石」の名がついた} 津波で途中から折れ「折石」の名がついた

ひときわ大きな「八幡岩」} ひときわ大きな「八幡岩」

スポット詳細

住所
宮城県気仙沼市唐桑町小長根 map map 地図
エリア
三陸エリア
電話番号
0226323029
駐車場
あり

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

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