磐梯吾妻レークライン
裏磐梯三湖を眺められるドライブコース
壮大な眺めを楽しめる小野川湖
磐梯レークラインは磐梯高原の中心的スポットである桧原湖と小野川湖、秋元湖を結ぶ道路だ。「レークライン」という名が付けられているように、約13kmの道路が湖に沿って造られていて、閉鎖される冬季以外は四季折々の景色を楽しむことができる。湖と小沼群、カラマツなどの樹林が織りなす風景はこの道路ならではだ。桧原湖から国道459号線を猪苗代湖方面に進むと「レークライン」の標識が出ている。そこが桧原湖側の起点となる(2022年8月26日現在、8月豪雨災害による被害で桧原湖~中津川渓谷レストハウス間のみの開通)。緑に囲まれた道路をまっすぐ進んでいくと、道路左側の視界が開けて小野川湖が見えてくる。小野川湖は裏磐梯で3番目に大きく、西から北東に広がる湖だ。湖の南岸にはリゾートホテルに続く道路が整備され、周辺はカラマツ林が広がっている。秋には湖の青と黄金色に染まるカラマツがひときわ美しい。天気がよいと、湖の奥には吾妻連峰の最高峰の西吾妻山(にしあづまやま、標高2035m)や西大巓(にしだいてん、標高1981m)も見える。その先にあるのが「涼風峠(りょうふうとうげ)」の展望所だ。ここでは小野川湖の涼しげな湖面を見ながら、高原の爽やかさを感じられる。
3つの湖と磐梯山を眺められる三湖パラダイス
しばらく進むと「三湖パラダイス」の展望所がある。三湖パラダイスは裏磐梯三湖を見晴らせる場所として名付けられた。展望所からは盛夏は生い茂った草木に視界を阻まれることもあるが、紅葉時や新緑の季節には手前に小野川湖が、奥に桧原湖が眺められる。道路を挟んで展望台の反対側の遊歩道から見えるのは磐梯山と秋元湖。秋元湖も磐梯山の噴火でできた東西に長い湖で、桧原湖に次ぐ大きさを誇る。湖と一緒に北東側からの磐梯山も眺められ、火口がぽっかり見える桧原湖側からの風景とはまた違った磐梯山の姿を見ることができる。
絶好のビューポイント、中津川渓谷
三湖パラダイスを過ぎて、磐梯吾妻レークラインの道路最高点の997mを通過すると、しばらくは右手の視界が開け、秋元湖を眺めながらのドライブだ。傾斜もゆるやかで急カーブも少ない道をどんどん進むとあるのが、絶景ポイントの中津川渓谷。中津川渓谷は秋元湖に流れ込む中津川の源流にある秘境で、約10kmにわたり、滝や急流、絶壁などがあり、噴火の影響を受けていない原生林に囲まれた渓谷の手つかずの自然を体感できる。レークラインに架かる中津川橋からは谷底の渓流を見下ろせる。おすすめは新緑と紅葉の季節だが、春は渓谷の両側にヤマザクラが咲き誇り、残雪、新緑、花のコントラストも美しい。橋から渓谷の絶景を眺めることもできるが、少し先にある中津川渓谷レストハウスの脇には渓谷へ降りていく遊歩道も整備されているので、川まで下りて渓谷美を間近で楽しんでもいい。
スポット詳細
- 住所
- 福島県耶麻郡猪苗代町・北塩原村 地図
- エリア
- 磐梯高原・猪苗代エリア
- 時間
- 4月中旬-11月中旬
- 休業日
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11月中旬-4月中旬まで冬期閉鎖
11月上旬、4月下旬は夜間通行止め(17:00-翌7:00)の期間あり
情報提供: ナビタイムジャパン