金木観光物産館 「産直メロス」

お土産

太宰治の故郷・金木の特産物を探すならこちら

太宰治の故郷として知られる五所川原市金木。太宰の生家「斜陽館」のすぐ向かいには、2022年(令和4)4月にリニューアルオープンした金木観光物産館「産直メロス」が立つ。地域の産物やお土産品を求めるのにおすすめだ。

店内ではお土産品から地元農産物、加工品、工芸品など多彩な商品を取り扱っている} 店内ではお土産品から地元農産物、加工品、工芸品など多彩な商品を取り扱っている

農産物のほか、興味深い太宰治グッズが並ぶ

金木観光物産館「産直メロス」について、同店マネージャーの毛内秀登(もうないひでと)さんは「ここはとっておきの地元野菜、果物、総菜、餅、スイーツ、花、手工芸品、土産品がそろう産直です」と話す。確かに店内には、青森名産のリンゴをはじめ、地元の生産者が届ける新鮮な農産物が満載。それを目当てに近隣の人々が買い物に訪れている。太宰治に関するお土産品も多い。道を挟んで向かいに立つ太宰治記念館「斜陽館」は1907年(明治40)に青森ひばを使って建てられたというが、実は金木周辺も青森ひばの産地として知られたそう。太宰治の小説名を刻印したグッズもその青森ひばを加工したもので、背景に歴史的逸話があるいいお土産になりそうだ。菓子類では、青森県産のアップルファイバー(食物繊維)を練り込んだクッキーを文庫本型の箱に詰め合わせた「津輕文庫本」が人気。また、興味深いものでは、太宰治の小説に登場したリンゴ酒を再現したシードル「津輕」や「RASHO」など。これは現代風のシードルとは少し風味が異なる和風テイストで、太宰治も飲んだであろう当時のリンゴ酒を調査して、再現を試みた商品だそう。

後方の箱が「津輕文庫本」9枚入り516円。手前がリンゴ酒「津輕」と「RASHO」。各330㎖入り1350円} 後方の箱が「津輕文庫本」9枚入り516円。手前がリンゴ酒「津輕」と「RASHO」。各330㎖入り1350円

金木の歴史が詰まった馬肉商品や甘露梅がおすすめ

毛内さんに、「金木といえばこれ」という産物をうかがうと、「まずは、馬肉ですね」。青森県で馬といえば南部地域が名馬の産地として知られるが、金木にも馬肉を食べる文化があるそう。林業が盛んだった金木では木材を運ぶために多くの馬が飼われ、馬の産地だったことがその理由だとか。こだわりの飼育方法で知られる食用馬の牧場もあり、店内では「馬肉のくんせい」や「馬肉のベーコン」をはじめ、刺身用など多彩な馬肉商品が販売されている。そのほか「老舗菓子店の梅干菓子である甘露梅(かんろばい)もおすすめ」とのこと。津軽地方には津軽の梅干しに似た菓子「梅干菓子」が伝わっている。梅が入っているわけではなく、餡と求肥(ぎゅうひ)を塩漬けの赤シソで包んだ和菓子だ。金木では、津軽のどこよりも早く1907年(明治40)頃には作られていたそう。当時の金木はそれほどまでに賑わいを見せていたわけだ。周辺では今でも数軒の和菓子店で甘露梅を作っており、そのうちの2軒「菓子司 松しま」と「しらはる菓子店」の甘露梅がここで販売されている。

肉製品、総菜コーナーにも馬肉加工品が並ぶ。刺身用馬肉(冷凍)や幻といわれる「市浦(しうら)牛」の精肉も販売} 肉製品、総菜コーナーにも馬肉加工品が並ぶ。刺身用馬肉(冷凍)や幻といわれる「市浦(しうら)牛」の精肉も販売

金木の老舗和菓子店「菓子司 松しま」と「しらはる菓子店」の甘露梅。箱入りはお土産にぴったりだ} 金木の老舗和菓子店「菓子司 松しま」と「しらはる菓子店」の甘露梅。箱入りはお土産にぴったりだ

地元の名人と呼ばれる人たちが毎朝作る笹餅や大福餅、べったら餅など、産直ならではの手作り郷土菓子が並ぶ} 地元の名人と呼ばれる人たちが毎朝作る笹餅や大福餅、べったら餅など、産直ならではの手作り郷土菓子が並ぶ

五所川原名産の、中まで赤いリンゴ「御所川原(ごしょがわら)」のジュースなど各種リンゴジュースの飲み比べもおすすめ} 五所川原名産の、中まで赤いリンゴ「御所川原(ごしょがわら)」のジュースなど各種リンゴジュースの飲み比べもおすすめ

買い物を楽しんだあとは「メロス食堂」でほっとひと息

館内の一角にある「メロス食堂」は買い物のあとに立ち寄る人が多い。人気は津軽の昔ながらの中華そばを再現し、進化させたという「昔中華そば」だ。昆布や煮干しなどでとっただしに醤油を加えたあっさりスープに、細い縮れ麺。コクとうまみがありながらもくどくないので、年配者も大満足の中華そばだという。スープまで飲み干すリピーターが多いそうだ。麺類はほかに、「みそラーメン」800円、「チャーシューメン」850円、「みそチャーシューメン」1000円など。ご飯ものなら、おにぎり各種120円、ミニカレー400円など手軽なメニューを用意している。ソフトクリームも評判のようで、「旬ソフト」350円という季節のソフト(取材時はラムネ)を手にする人も。当館は、地域の人々のちょっとした憩いの場でもあるようだ。「斜陽館」はすぐ向かい、金木が発祥の地という津軽三味線の「津軽三味線会館」も近接、太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」も徒歩圏内。ここは太宰治や金木の歴史に触れる拠点にもなるだろう。

「昔中華そば」650円。メロス食堂の営業は、食事は11~15時、コーヒーとソフトクリームは9~17時} 「昔中華そば」650円。メロス食堂の営業は、食事は11~15時、コーヒーとソフトクリームは9~17時

金木観光物産館「産直メロス」の入り口。店内では「津軽組ひも」など地元の工芸品も展示販売されている} 金木観光物産館「産直メロス」の入り口。店内では「津軽組ひも」など地元の工芸品も展示販売されている

スポット詳細

住所
青森県五所川原市金木町朝日山195-2 map map 地図
電話番号
0173541155
時間
9:00-18:00
休業日
年末年始
料金
無料
駐車場
あり(50台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、d払い、auPAY)
Wi-Fi
あり(フリースポット)
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円
滞在目安時間
0-30分
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店
不可(盲導犬OK)

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • 金木観光物産 産直メロス。
    5.0 投稿日 : 2022.05.30
    リニューアルしての店内は新鮮な野菜、お土産など販売してました。また中華そばの味は昔ながらの懐かしい味で美味しく頂きました。皆様是非立ち寄ってくださいね。産直メロスへ。
  • お菓子のバラ売りが嬉しい。
    4.0 投稿日 : 2019.09.05
    太宰治記念館「斜陽館」の向かい側にあります。土産物、海鮮もの中心のレストランなどがあります。リンゴを使ったお菓子ももちろん置いてありまして、私が嬉しく思ったのは個包装のお菓子を一個単位で買えるということ。もちろん、そんなに種類は多くありませんが....。誰かへのお土産を選びたくても、近頃は試食できない店が多いので、一個ずつ買えると、自分で美味しい!と思えるものを選べるのでありがたいです。
  • りんごシャーベットと、とき
    5.0 投稿日 : 2018.10.13
    館内で売っている、りんごシャーベットのソフトクリームが美味しい。あと外でりんごを売っていたが、関東では買いたくても売られていない「とき」という種類のりんごが、小ぶりで市場に出せなかったとの理由で、2個で100円で売っていたのには驚いた。

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アクセス

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最寄り

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