安房神社
商売繁盛ご利益大の安房一之宮
仕事に就くすべての人にご利益がある神社
主祭神の天太玉命(あめのふとだまのみこと)は日本のすべての産業を創始したとされる神様で、神話の世界では天照大神(あまてらすおおみかみ)の側に仕えていたとされている。また平安時代に編纂された神道の記録である『古語拾遺(こごしゅうい)』によれば、天太玉命は、天皇家の親戚で古代祭式を司った忌部氏(いんべうじ)の祖神。本宮には天太玉命の妃神・天比理刀び命(あめのひりとめのみこと)と忌部氏の5柱の神を祀っている。装飾・美術の神、紡績業・製紙業の神、林業・建築業の神、金属鉱業の神など、さまざまな産業から芸術にかかわる神様がおり、ビジネスパーソンから経営者、さらにアーティストやデザイナーなどのクリエーターまで、さまざまな人が参拝に訪れている。新しくビジネスを立ち上げようとする人が起業する前に成功を願ってお参りにくることも多いという。
千葉有数の格式高い神社
神社の創建は初代神武天皇が即位した神武元年(紀元前660)と伝えられており、現在の場所、南房総の吾谷山(あづちやま)のふもとに移ったのが717年(養老元)。現在の千葉県にはかつて「安房」「上総」「下総」の3つの国があったが、そのうちの安房で最も社格の高い神社として「一之宮」の名がつけられたのがこの神社。第二次世界大戦後、社格は廃止されたが、その由緒や活動などが特別な神社は「別表神社」に指定されている。安房神社は3000社以上ある千葉県で、わずか5社しかない別表神社に指定されている神社のひとつ。境内には、その高い格式にふさわしい雰囲気が漂っている。
豊かな自然に包まれた社
館山市街から南下する国道410号が海岸線に出る少し手前を、標識に従って右折して400mほど進むと石造りの立派な鳥居が現れる。安房神社参道の入り口だ。鳥居の右側石碑に書かれた『官幣大社安房神社』の揮毫は、日露戦争時の連合艦隊司令官東郷平八郎によるもの。一礼して鳥居をくぐり玉砂利の敷き詰められた参道を200mほど進むと社務所があり、階段を上ると次の鳥居。その隣に祈祷の受付、御朱印や授与品を扱う授与所だ。本殿があるのは右斜めに延びる参道の先、一段上がったところだ。静かな境内を取り囲む鎮守の森は「館山野鳥の森」の一部となっており、神社が豊かな自然のなかにあることが感じられる。拝殿は比較的(神社の歴史を考えるとかなり)新しい建物で1977年(昭和52)の建造。まずここをお参りしてから境内を散策しよう。境内社には岩に空けた穴を社にしている厳島社や水運の守り神である讃岐・金刀比羅宮の分霊を祀る琴平社などの境内末社がある。717年(養老元)に安房神社が現在の場所に遷座された際に建立された下宮、そのすぐ前にある御神木の槙の大木などを巡っていると、とてもすがすがしい気分になってくる。自然に囲まれた神社の環境がそうさせるのだろう。
スポット詳細
- 住所
- 千葉県館山市大神宮589 地図
- エリア
- 館山・南房総エリア
- 電話番号
- 0470280034
- 時間
- 8:30-17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- [参拝料]無料
- 駐車場
- あり(50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 清らかな空気
- 日本三大金運神社の一つと聞き参拝いたしました。清掃がしっかりされており澄んだ空気で、居て気持ちがいいです。晴れた日の裏山(?)ハイキングも気持ちいいです。
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- 結構広くて立派
- 館山にこんな大きな神社があるんですね。参拝する価値おおいにあり!無料駐車場に車を停めて2つある大鳥居の最初の鳥居から参拝しました。池の水が澄んでいるともっと良かったのですが。
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- 安房国一宮。后神の洲崎神社と一緒に回りたい
- 安房国一宮。主神は天太玉命。この神様についてはよく知らないが、洲崎神社の主神天比理乃咩命と夫婦の神様。白く大きな鳥居が神々しく、晴れた日に青い空を背景にするとそのコントラストがとても美しい。本殿至るまで参道には低木の植樹が続き、玉砂利の参道も良いがこうした味のある参道もまたいいなと思わせる。2020年はコロナ禍にあり、手水舎は水が枯れており、そこに消毒液が一本置かれているという何ともシュールな光景...
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