真岡木綿会館
真岡の伝統産業「真岡木綿」の魅力を体感できる
すべての工程が手作業の真岡木綿
19世紀初頭から中期にかけて、年産38万反もの生産数にもなり、織物として隆盛を極めた真岡木綿。かつては真岡といえば木綿というほど、その代名詞として通用する時代だったそう。開港によって海外からの安価な綿糸が普及したことにより、市場を失っていったんは途絶えたが、昭和60年代、真岡商工会議所が中心となって真岡木綿復興の活動を始めた。伝統を踏まえながらも、新しい感覚における近代的な真岡木綿として復活させ、今に残る県の伝統工芸として紹介されている。素朴な風合いと肌ざわりのよさ。真岡木綿がもつその価値や魅力が見直され、財布や名刺入れ、コースター、ペンケースやメガネケースなど、さまざまな形で商品化も。真岡木綿会館では販売もしているので、ぜひお土産に。
楽しい機織り体験に挑戦!
綿花の栽培から収穫、綿切りロクロという道具で行う種取り、糸車による糸紡ぎ、糸染め、糊つけ、高機による機織りと、すべての工程を手作業で行う真岡木綿。真岡木綿会館では、実際に12名の織子が工房で商品の製作に励んでいる。その織子のレクチャーのもと、製造工程の一部を実際に体験できるので、旅の思い出にぜひ参加してみよう。作るのはコースターでおよそ30分の作業。事前に申し込みを。
あわせて立ち寄りたい「金鈴荘」
真岡木綿会館のすぐ隣には、呉服店2代目の岡部久四郎氏が、明治中期に建築した「岡部記念館 金鈴荘」がある。床の間に紫檀(したん)、黒檀(こくたん)など豪華な材料をふんだんに使用した、木造2階建ての立派な建物で、日本庭園もすばらしい。県の有形文化財に指定されている。門前街や花街として栄えた真岡にはかつて貴重な建築物が多く存在したが、木綿会館向かいにある「久保記念観光文化交流館」と、この金鈴荘を除いてあまり現在には残っていないのだとか。入館無料なので、真岡木綿会館とあわせてぜひ見学していこう。
スポット詳細
- 住所
- 栃木県真岡市荒町2162-1 地図
- エリア
- 益子エリア
- 電話番号
- 0285832560
- 時間
- 10:00-17:00(工場の見学は16:00まで)
- 休業日
- 火(祝の場合は翌日)、年末年始
- 料金
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[入館料]無料
[機織り体験]700円
[染色体験(藍染ハンカチ)]700円
[染色体験(藍染バンダナ)]1,000円
※体験は要予約
※染色体験は4月-10月の期間限定です。 - 駐車場
- 有(30台、大型バス3台可)
- クレジットカード
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可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
※但し、体験の支払いにはご利用いただけません - 電子マネー/スマートフォン決済
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可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay、PayPay、LINE Pay、d払い、auPAY、ALIPAY、その他)
※但し、体験の支払いにはご利用いただけません - Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 木綿体験
- 真岡を訪れた際のお土産選びにとても良い場所でした。この地域一帯の特産物が集まっています。ここでは真岡木綿でつくられた製品の取り扱いがされていて、実際に見学をすることもできます。前日までの予約で体験をすることができる貴重なスポットです。
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- 真岡木綿の職人育成
- 真岡駅から徒歩15分、北真岡駅からは徒歩10分。入館無料。江戸時代、良質な木綿で栄えた真岡だが、戦後は安い輸入木綿に押されて技術が途絶えようとしていた。ここでは、その真岡もめんの技術を継承するための職人育成も行っており、綿花の種取から、糸紡ぎ、染色、機織りに至るまで全ての作業をこの施設内で手作業で行っている。訪館したのは閉館間近の時間帯であったが、ベテランの職人に製造工程を丁寧に解説して頂...
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