水郷潮来あやめ園
約500種100万株の花菖蒲が咲き誇る水郷公園
ゆったりとした情緒を堪能できる水郷の公園
水郷潮来あやめ園のある潮来市は、三方を水に囲まれた立地から江戸時代に水運の要所として栄えた町。市内の中心部を流れる前川には、12本の橋が架けられており、舟で橋の下をくぐって巡る「前川十二橋めぐり」が名物となっている。アヤメ、カキツバタ、花菖蒲などのアヤメ科の植物を総称して「あやめ」と呼ぶことも多いが、園内で栽培される「あやめ」は、ほとんどが花菖蒲となっている。なお、4月下旬から5月初旬にかけて、藤の花とともにアヤメを見ることができる。「あやめ」は江戸時代から潮来のシンボルとして広く知られ、市の花にも選ばれている。見頃である5月下旬から6月下旬を迎えると一気に園内を彩り、足を運んだ多くの人々の心を癒やしている。最も花菖蒲が美しく咲くのは例年6月10日頃だが、早咲きと遅咲きの品種が入り交じっているため、期間中はいつ訪れても色鮮やかに咲く花菖蒲を楽しめる。
園内に設置された2つの記念碑
水郷潮来あやめ園には、潮来が全国的に知られるきっかけとなった2つの曲を収録した記念碑が設置されている。「潮来笠記念碑」には歌手・橋幸夫が潮来の情景を歌い上げた『潮来笠』、「潮来花嫁さん記念碑」には花村菊江の『潮来花嫁さん』が収録されており、それぞれの像に付いたボタンを押すと高らかな歌声を聞くことができる。『潮来花嫁さん』の歌詞に登場するのは、江戸時代に運河の移動や荷物の運搬をするため潮来の文化として根付いたサッパ舟(ろ舟)という小舟。昭和30年前半までは、この地方で嫁入りする花嫁は、嫁入り道具と一緒にサッパ舟に乗って嫁ぐ情景が日常だった。1956年(昭和31)には、松竹映画『花嫁募集中』とタイアップし、市が「ミス花嫁」を募集。『潮来花嫁さん』の大ヒットと相まって、全国的に潮来の「嫁入り舟」が知られることになった。
「あやめまつり」期間中は伝統のイベントも開催
「水郷潮来あやめまつり」の期間中は、美しく咲き誇る花菖蒲の風景を眺められるだけではなく、古くからこの地域に伝わる習わしやイベントも楽しめる。まつり期間中には、本物の花嫁がサッパ舟に乗り、対岸で待つ婿のもとへと旅立つ「嫁入り舟」が復活。サッパ舟に乗船できる「ろ舟遊覧」では、前川をゆったりと運航するサッパ舟の「ギッチラギッチラ」と鳴る手漕ぎの音や、船頭による前川の昔話を聞きながら、情緒あふれるひとときを過ごすことができる。また、伝統芸能の「潮来囃子の演奏」や、水郷で大切に使われてきた「あやめ笠」を被って行う「花菖蒲の花がら摘み体験」など、潮来の歴史に触れられるイベントが盛りだくさん。夜の時間帯には園内がライトアップされ、園全体が幻想的な雰囲気に様変わり。時間によって異なる表情を見せる花菖蒲は、ぜひ昼も夜も見ておきたい。
スポット詳細
- 住所
- 茨城県潮来市あやめ1-5 地図
- エリア
- 鹿島・潮来エリア
- 電話番号
- 0299631111
- 時間
- [入園]自由
- 休業日
- 無休
- 料金
- [入園料]無料
- 駐車場
- なし
- Wi-Fi
- あり(Itako-WiFi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
- 備考
-
※電話番号は潮来市観光商工課に繋がります。
[あやめまつり期間中]0299-63-1187
情報提供: ナビタイムジャパン