倉敷デザインマーケット 林源十郎商店
江戸創業の薬屋を再生したおしゃれな複合施設
「豊かな暮らし」を発信する10店舗が入る
倉敷美観地区の「本通り」で目をひくのが、2012年(平成24)に開店した「林源十郎商店」だ。昭和初期、美観地区唯一の3階建て木造建築だった洋風建物と母屋、離れ、蔵の4棟、そして庭を修復・整備した施設。生活雑貨をはじめ、デニムショップ、ジュエリー、ピッツェリアなどが入居する。生活のなかの飾らない美を大切にする民芸の思想が根付いたように、倉敷は日常の暮らしを大切にしてきた。「林源十郎商店」は、その「豊かな暮らし」を発信しようと誕生したものだ。入居している店舗も「豊かな暮らし」を探求する衣食住の10店舗。「豊かな暮らしとは」をテーマに企画展やワークショップも行い、地域の素材・技術力に新しい企画・デザインを加えた商品開発にも取り組んでいる。
まちづくりに貢献する施設
林源十郎商店(現・エバルス)は、江戸時代から代々、倉敷で薬種商を営んできた。その後、商店は法人化し、他社と合併して広島へ。長らく空き家になっていた館を、倉敷商工会議所などが出資した倉敷まちづくり会社による中心市街地活性化事業の第1弾として改装したものだ。手がけたのは、古民家再生の建築家楢村徹(ならむらとおる)氏。屋号を引き継ぎ、ものづくりの情報発信拠点となっている。店内は、梁がむき出しになった天井、釘穴や傷もある古い柱などが落ち着いた趣を醸し出している。2013年(平成25)、中国5県の優れた建築物を表彰する日本建築家協会(JIA)中国建築大賞の一般建築部門で最高賞の大賞に次ぐ特別賞に選ばれた。建物のデザインや機能性に加え、施設運営がまちづくりに貢献していることも評価されたそうだ。
興味深い歴史を紹介する記念館
林源十郎商店の歴代当主のうち、8代目孚一(ふいち)と、その孫で、大原孫三郎や石井十次とともに医療・福祉に従事した11代目の「林源十郎」は、地域のために貢献した。本館2階の「林源十郎商店記念室」では、この2人の業績を紹介しているほか、江戸時代から漢方薬の原料を収納していた薬箪笥など、林源十郎商店の歴史をたどれる資料を展示している。3階の展望デッキからは倉敷美観地区の町並みが眼下に広がる。一角には、「林源十郎商店発祥の地」と彫られた石碑もある。
スポット詳細
- 住所
- 岡山県倉敷市阿知2-23-10 地図
- エリア
- 倉敷美観地区エリア
- 電話番号
- 0864236010
- 時間
- 店舗により異なる
- 休業日
- 店舗により異なる
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 店舗により異なる
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 店舗により異なる
- Wi-Fi
- あり(倉敷観光FREEWi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- センス良さげな雰囲気の雑貨店
- セレクトショップとカフェ、林源十郎のヒストリーコーナー等、それぞれオーナーが異なるお店が入っているようです。個人的にはナンシー関の消しゴムはんこを使った雑貨に心を奪われましたが、結局使えるものだけ購入してきました。二階のグリーンが置いてある器のお店は、店主不在のため販売不可と張り紙してあったりと、自由な感じですね。三階は展望コーナーとカフェ。カフェタイムでしたが空いていました。
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- 決して良くはなかったです。
- お店側のルールが多かった印象です。もともと、行ったことがある方からの印象で、微妙、、、、と言われていたのですが物は試しで行ってみました。私は酒飲みなのですが最後の一杯は意地でも飲みたくなく最後残して帰りました。せめてもの抵抗です。なぜお酒を飲みにいって不快な思いにならなければいけないのでしょうか。。人にもあまり勧めたくありません。
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- セレクトショップの集合体
- わかりやすいセレクトショップの集合体のような感じです。20年前なら超オシャレだったかもしれませんが、現在ではまぁそんなに目新しい感じもしません。観光バイアスかかって買い物する人が多い気がします。飲食店も入っていますが、そちらのほうが使い勝手はいいかもしれません。本通り商店街にあるので美観地区観光でアクセスの良いお店です。
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