高杉晋作誕生地
幕末の風雲児と呼ばれた高杉晋作の生家
萩城下町の人気スポット
高杉晋作の誕生地は藩の豪商のひとつ菊屋の名を冠した「菊屋横町」の一角にある。純白のなまこ壁が美しい通りで、目的地の生家はちょうどそのなかほどだ。趣ある木の門をくぐると右側が受付だ。在りし日の高杉晋作らの写真が飾られていて、おのずと期待は膨らむ。観覧料を支払って進んだすぐ右手の部屋には、晋作の息子と妻マサの写真が展示してある。当時の間取り図によると、20を超える部屋をもつ広大な武家屋敷だったが、現在は残されているうちの南側の一部のみが公開されている。
現存する建物の南側と庭園を見学できる
この家は晋作の父の高杉小忠太の邸宅だったもので、保存部分は床の間付きの座敷・次の間・居間・小室、それに玄関。屋敷の内部には晋作の肖像画や当時の写真や手紙、茶道具など、貴重なゆかりの品々が展示されているが、残念ながら上がることはできず、外からのぞく形で見学するようになっている。このあとにはぜひ庭園へも行ってみよう。高杉家伝承の鎮守堂があり、拝観料を支払って奥へ進めば、晋作が倒幕への思いを詠んだとされる「西へ行く人を慕いて東行く、心の底ぞ神や知るらん」の和歌が刻まれた歌碑などが立てられている。裏庭には、晋作の産湯に使われたとされる井戸もそのまま残っている。かつては土蔵や納屋もあったようだが、残念ながら現存していない。
そもそも幕末の風雲児・高杉晋作とは?
萩藩士の長男として1839年(天保10)に生まれた高杉晋作。上級武士の子息として藩校の明倫館に通う一方、親に隠れて倒幕運動の拠点となる「松下村塾」にも入門、吉田松陰の教えを受けた。やがて長州第一の俊才とされた藩士・久坂玄瑞(くさかげんずい)と並び、「松門の双璧」と称されるほどになる。ちなみにこれは吉田松陰があえて争わせて才能を開花させるよう努めたものと伝えられる。その後、身分制度にとらわれない初めての軍事組織「奇兵隊」の結成や、英米仏蘭・四国連合艦隊との講和談判、下関挙兵などを行い、明治維新・尊王攘夷の志士として活躍。その姿は「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」と評され、幕末の風雲児として名を馳せた。長州藩の意思を統一し、幕府に対し武力をもって戦う意思も示したが、当時は不治の病であった肺結核に倒れ、隠居生活に入る。1867年(慶応3)、明治維新の実現を見ることなく、わずか27歳8か月の若さで生涯を閉じた。
貴重な資料の見学は「高杉晋作資料室」へ
生誕地と合わせて見学したいのは、歩いて1分ほどの「晋作広場」に建立された「高杉晋作立志像」。りりしい表情が印象的な、まげに羽織袴の立ち姿のこの像は、松下村塾の門下生だった20歳頃の晋作をイメージしたものだという。さらに晋作についてもっと知りたい人は、萩博物館内の「高杉晋作資料室」をおすすめしたい。産着から最晩年の書まで晋作に関するさまざまな資料が展示、保存されている。なかでもぜひ見ておきたいのが、奇兵隊の総監督として下関陣中で着用した甲冑だ。晋作が着用した甲冑はわずか2領しか現存しておらず、大変貴重なものとなっている。
スポット詳細
- 住所
- 山口県萩市南古萩町23 地図
- エリア
- 萩エリア
- 電話番号
- 0838223078
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
- 不定休(要確認)
- 料金
-
[大人]100円
[中、高校生]50円 - 駐車場
-
なし
※近くに有料駐車場あり - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 高杉晋作の銅像もあります
- 萩の古い町並みの一番奥にあって、中央公園駐車場に車を止めてとほでやく5-10分で行くことができます。屋敷の中には高杉晋作の銅像もあり古きをしのべます。
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- 奇兵隊を組織した藩の改革者
- 宿泊先「リゾートホテル美萩」のレンタサイクルを利用して訪れました。「萩城下町」の旧町人地の一画にあり、高杉家のある菊谷横町から2つ目の筋にある江戸屋横町には、晋作より6歳年上で長州藩青年リーダーとして活躍した桂小五郎(木戸孝允)の旧宅があります。上級武士の長男として生まれた晋作は、藩校「明倫館」で学びました。優等生でありながら何か物足りなさを覚えていた晋作は、親に内緒で私塾「松下村塾」へ入門。松陰...
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