宮島水族館

水族館

嚴島神社の先にある、見どころ満載の水族館

宮島観光に訪れた際、水族館が好きな人ならこのスポットははずせない。瀬戸内海にも生息する珍しいスナメリに会えるだけでなく、ペンギンプールをはじめそれぞれの水槽が工夫され、水族館ファン以外の人でも楽しめる。

ここで注目の1つが「瀬戸内のくじら」コーナーのスナメリ。愛嬌がある「笑っているような表情」の人気者で、全国の水族館で約25頭いるうち4頭がここで飼育されている} ここで注目の1つが「瀬戸内のくじら」コーナーのスナメリ。愛嬌がある「笑っているような表情」の人気者で、全国の水族館で約25頭いるうち4頭がここで飼育されている

宮島がさらに楽しくなる注目スポット

宮島といえば嚴島(いつくしま)神社を参拝、そして表参道商店街で食べ歩きと土産探しを楽しみ、以上終わりという人も多い。しかし宮島はそれ以上に幅が広い楽しみ方ができる一大行楽地で、嚴島神社の先には水族館もある。敷地面積7218平方メートル、建築面積4098平方メートル、延床面積6020平方メートルと規模はあまり大きくないが、瀬戸内海の生きものを中心に380種1万5000点以上を飼育し、工夫を凝らした展示で海の生きものたちの生態を見ることができる。「海獣エリア」では、ペンギンをはじめトドやアザラシ、かわいいコツメカワウソも待っている。ライブプールでは、毎日アシカライブが開催される。子ども連れファミリーやカップルはもちろん、老若男女が楽しめる。心がなごみ癒やされる、宮島で注目のスポットだ。

「海のめぐみ」コーナーでは、広島ならではのカキいかだを再現した水槽がある。全国の水族館でカキいかだの海中のようすを見られるのは珍しい。2階の水面にはいかだが浮かぶ} 「海のめぐみ」コーナーでは、広島ならではのカキいかだを再現した水槽がある。全国の水族館でカキいかだの海中のようすを見られるのは珍しい。2階の水面にはいかだが浮かぶ

「海の神秘」コーナーではタチウオの泳ぐ姿を見られる。刀の「太刀(たち)」に似たタチウオは「立ち泳ぎ」することから「立ち魚」と呼ばれる説もある} 「海の神秘」コーナーではタチウオの泳ぐ姿を見られる。刀の「太刀(たち)」に似たタチウオは「立ち泳ぎ」することから「立ち魚」と呼ばれる説もある

違った視点から生きものの生態が見られる

この宮島水族館は、もともと1959年(昭和34)に「広島県立水産資源研究所」として開設された研究施設だった。1967年(昭和42)に旧宮島町へ移管され、その後町立水族館として運営されてきたが、2011年(平成23)にリニューアルし、愛称「みやじマリン」としてグランドオープン。「いやし」と「ふれあい」をテーマとし、海の生きものがより身近に感じられる参加・体験型の水族館となっている。10のコーナーで瀬戸内海の神秘的な世界を紹介する本館、海獣棟、ライブプールを備え、コンパクトながらもアミューズメント性が高い。この水族館で特にユニークな点は、1階で下から眺めた生きものを、2階からも眺められる仕組みになっていること。同じ生きものでも違った目線で見れば、また新たな発見ができる。陸上でヨチヨチ歩くペンギンが、水中で翼を広げてスイスイ泳ぎ回る姿は新鮮だ。また、4頭のスナメリを飼育する「瀬戸内のくじら」コーナーでは2階からバックヤードも見られ、飼育員がエサやりをする様子を見ることもできる。

1階からペンギンプールを仰ぎ見れば、頭上をペンギンたちがスイスイ飛ぶように泳ぐ} 1階からペンギンプールを仰ぎ見れば、頭上をペンギンたちがスイスイ飛ぶように泳ぐ

2階からはペンギンたちがヨチヨチ歩く姿や、足下の水中を泳ぐ姿が見られる} 2階からはペンギンたちがヨチヨチ歩く姿や、足下の水中を泳ぐ姿が見られる

ファンタジックな「はつこい庵」も誕生

2021年(令和3)には趣向を凝らした「はつこい庵」が新たに誕生し、魅力がさらに高まった。宮島らしい、和のいやしをもたらす「美の鑑賞空間」をコンセプトに、色鮮やかな魚たちが美の饗宴を繰り広げる。また、この水族館では単に見るだけではなく、ペンギンにふれることができる「ペンギンふれあいタイム」や、磯の生きものに直接さわれる「ふれあいの磯」、飼育員が生きものの「なぜ?なに?」を実演を通して詳しく説明してくれる「生きものおもしろ講座」など、楽しい催しも多い。ランチやお茶のできる「みやじマリンキッチン」や、かわいいぬいぐるみほかオリジナルグッズを多数そろえるミュージアムショップもあり、内容は盛りだくさんだ。宮島への旅で嚴島神社の参拝とあわせて行くのもおすすめだが、水族館が好きな人なら、こちらをメインに旅のプランを立てるのも一案だ。

イルカではなくアシカのジャンプが見られる水族館は珍しい。アシカは芸達者であるだけでなく、身体能力の高さにも驚かされる} イルカではなくアシカのジャンプが見られる水族館は珍しい。アシカは芸達者であるだけでなく、身体能力の高さにも驚かされる

「はつこい庵」は、鯉の滝登りを演出した「登竜門」や、錦鯉が豪華けんらんな絵巻を展開する「四季池畔(しきちはん)」など、和の美しさが感じられる} 「はつこい庵」は、鯉の滝登りを演出した「登竜門」や、錦鯉が豪華けんらんな絵巻を展開する「四季池畔(しきちはん)」など、和の美しさが感じられる

宮島の景色に溶け込むような和風の外観。館内のエントランスホールも、嚴島神社をモチーフにしたしつらえとなっている} 宮島の景色に溶け込むような和風の外観。館内のエントランスホールも、嚴島神社をモチーフにしたしつらえとなっている

スポット詳細

住所
広島県廿日市市宮島町10-3 map map 地図
エリア
宮島エリア
電話番号
0829442010
時間
9:00-17:00(最終入館16:00)
休業日
2024/1/16(火)-17(水)は施設整備・点検のため臨時休館します。
料金
【入館料】
[一般(高校生を含む)]1,420円
[小・中学生]710円
[幼児(4歳以上就学前まで)]400円
[4歳未満]無料
駐車場
なし(障がい者用思いやり駐車場2台のみ)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり(DoSPOT-FREE)
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • いろいろな魚を楽しめます
    5.0 投稿日 : 2023.05.30
    リニューアル後初めて行きました。GW期間中だったのでやや混雑していましたが、それでも少し待てば入場できました。グーグルマップ片手に歩いていきましたが、宮島のあちこちに案内があるのでそれに沿って歩いていけばたどり着けると思います。リニューアルされてとてもきれいになりましたね。触っても良いコーナーや、水槽を上からのぞけるエリアもあり、楽しかったです。
  • 昨年9月に行きました
    4.0 投稿日 : 2021.08.11
    昨年9月に行きました。ここは瀬戸内海の魚やカキについても学べました。9月の連休の最終日なのですが空いていました。
  • 広島の「海中風景」の一つでもある「カキいかだ」を再現した水槽は素敵でしたね。
    4.0 投稿日 : 2020.02.29
    広島の「海中風景」の一つでもある「カキいかだ」を再現した水槽は素敵でしたね。広島ならではの水族館という感じで、個性があり、良かったです。もちろん「カキいがた」の水槽に魚も泳いでいて、とてもリアルさのある水槽、コーナーでしたね。へぇー、海中の中は、こんな感じなんだと理解できましたよ。他にも、「アシカライブショー」、日本の水族館には20頭しかいないといわれている「スナメリ(イルカ)」、ペンギンなど...

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました