岩代国一之宮 会津総鎮守 伊佐須美神社

神社

太古の昔、会津の地名を生んだ東北を代表する格式高い名神大社

2000年以上もさかのぼり古事記に由来する古神社は、東北地方ではここだけといわれる。太古の朝廷による全国平定の折に、会津地方が古代大和の北限だったゆえに神を祀る場所に選ばれたのではないかと推測される。

東北有数の格式高い神社として崇拝され続けてきた} 東北有数の格式高い神社として崇拝され続けてきた

古事記に記された由緒ある神社

紀元前88年(崇神天皇10)、勅命を受けた四道将軍(しどうしょうぐん)の4人のうち、北陸道を鎮撫した大毘古命(オオヒコノミコト)とその息子で東海道を鎮撫した建沼河別命(タケヌナカワワケノミコト)が、東日本平定のため北上し、新潟県と福島県境の御神楽岳(みかぐらだけ)で出会ったのが「相津」であり地名の由来になった。同時に伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)を祀ったのが創祀といわれている。その後、御神楽岳から博士山に遷られてから明神ヶ岳へ。552年(欽明天皇13)の古墳時代には現在の平地に遷られ、大毘古命(オオヒコノミコト)の子孫、阿部宿祢能基大宮司が就任した。当時36名の神主たちがいたと伝えられている。以来悠久の時を経て、大毘古命(オオヒコノミコト)、建沼河別命(タケヌナカワワケノミコト)の父子も合祀し、四柱の大神を祭神と称えて祀っている。

豊作祈願、商売繁盛、開運、延命長寿の神様} 豊作祈願、商売繁盛、開運、延命長寿の神様

今に伝える格式と宝物の数々

鎮護神として代々殿様からの崇敬が篤く、さまざまな宝の奉納があった。室町時代に高田城主の蘆名盛安(あしなもりやす)によって奉納されたお神輿(みこし)は国の重要文化財に指定されている。会津藩祖保科正之(ほしなまさゆき)をはじめ歴代の殿様から崇敬され、社殿の修改築や社領、宝物等数々の寄進があった。室町時代に作られたとされる木造の狛犬は巨大な寄木造りで大変珍しい。これらはすべて宝物殿に展示されている。会津文化の生みの祖神として信仰された会津総鎮守であり、また「伊佐須美様」と親しまれてきた神社だが、2008年(平成20)の火事により本殿・神楽殿・神饌殿などが焼失してしまい、現在は無事であった御神体を泰安する仮社殿の状況である。

境内には、学問の神様も祀られているため毎年受験シーズンには多くの参拝者が訪れる} 境内には、学問の神様も祀られているため毎年受験シーズンには多くの参拝者が訪れる

皇室ゆかりの神社は菊の紋が表す

戊辰戦争で敗れた会津が明治の時代になっても疲弊していたのは想像に難くない。その後、松平容保は日光東照宮に赴任。当時も変わらず会津の精神的な支柱であった伊佐須美神社は、松平容保の次男を宮司として迎えた。1928年(昭和3)には宮司の弟の長女、松平勢津子が秩父宮雍仁親王妃殿下として皇室に迎えられ、会津として汚名返上の大変名誉なことであった。創祀以来、皇室とゆかりの深い神社の境内には各所に菊の御紋が使用され、現在も天皇陛下の行幸(ぎょうこう)があれば、宮内庁からの連絡を受けるという。

古社の歴史を感じるおごそかな雰囲気。地元の人々から敬愛されている} 古社の歴史を感じるおごそかな雰囲気。地元の人々から敬愛されている

神社の人気者の真っ白なシロちゃんが迎えてくれる} 神社の人気者の真っ白なシロちゃんが迎えてくれる

スポット詳細

住所
福島県大沼郡会津美里町宮林甲4377 map map 地図
電話番号
0242545050
時間
[御祈祷]9:00-15:00
[御朱印]9:00-16:00
[授与所]9:00-16:00
休業日
無休
料金
【宝物殿拝観料】
[大人]300円
[18歳以下]150円
※団体20名以上1割引
駐車場
あり(100台)
クレジットカード
可(JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり(Aizu_Free_Wi-Fi)
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • パワースポット+インスタ映えする神社
    5.0 投稿日 : 2022.09.19
    大内宿観光後、大内ダム脇を通過してこちらへ。車で30-40分くらい。神社の敷地の真ん中?に道路が通っているようで、あやめ池側に駐車場が。夏休み休日の昼間、駐車場はほぼ満車でした。鳥居には七夕のお飾り、頭上に風鈴が一面垂れ下がり、手水舎には季節の花々が活けてあり、神社とは思えないくらい大変センス良く、インスタ映えする光景です。神社自体がパワースポットとして名高いようで、境内をめぐるこ...
  • 割と拍子抜けでしたね
    3.0 投稿日 : 2021.05.24
    岩代の国一宮ということで、境内は広いし、鳥居も楼門もかなり立派なのですが、なぜか拝殿だけはコンパクトでちょっと拍子抜けする感じでした。拍子抜けと云えば、拝殿横の御神木である藤も春が異常に早かった気候の影響なのか、樹勢が衰えているのか、花がかなり少なくて残念でした。
  • 会津の人々に技術伝承して豊かな暮らしへ導いた神
    5.0 投稿日 : 2020.04.22
    岩代国一宮、陸奥国二宮、会津総鎮守。紀元前から続くご由緒。そして会津の人々に技術伝承して豊かな暮らしへ導いた神々が祀られています。鎮座地 福島県大沼郡会津美里町字宮林甲4377番地■御祭神・伊佐須美大神(以下、四柱を総称) 伊弉諾尊 伊弉冉尊 大毘古命(おおひこのみこと、大彦命) 第8代孝元天皇の皇子。四道将軍の一人、北陸道を進んだとされています。 建沼河別命(たけぬなかわわ...

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アクセス

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最寄り

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