最上川舟下り義経ロマン観光
船頭による味わい深い案内と四季折々の最上峡の絶景を楽しむ
最上エリアに来たはずせない「舟下り」
最上地方を訪れたら絶対に体験したいのが最上川の舟下りだ。日本三大急流のひとつに数えられる雄大な最上川を、船頭の名調子を聞きながら航行するのは、ここでしかできない体験。一年を通して運航しているので、春の雪どけや桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季折々の景色を楽しむことができる。最上川の舟下りでほかにも目玉となるのが、船頭による案内だ。名所の案内にとどまらず、ときには「最上川舟唄」などの歌も披露する軽妙な名調子によって、約1時間の航行はあっという間に過ぎてしまうことだろう。山形の歴史が詰まった最上川は、ぜひとも訪れるべき場所だ。
松尾芭蕉と最上川舟運文化
山形の歴史は最上川とともにあるといっても過言ではないほど、最上川の存在は大きい。古くは1187年(文治3)、兄である源頼朝(みなもとのよりとも)に追われ、最上川を遡上して奥州平泉へ向かったという義経(よしつね)伝説がある。その約500年後、松尾芭蕉(まつおばしょう)が義経ゆかりの地を訪れ、「五月雨を あつめて早し 最上川」といった有名な句を遺した。また江戸時代においては、北前船交易で用いる山形の特産品である米や紅花を湊町・酒田まで運ぶため、最上川舟運が発展した。その頃の様子を表しているのが、舟下りでも披露される「最上川舟唄」だ。当時の人々の暮らしを思い起こさせる素朴な歌だが、聞くときにはその歌詞にも注目してほしい。
芭蕉ラインで最上川を満喫
年中無休、1日複数便、予約不要で1人から乗船できるのが、最上峡芭蕉ライン観光株式会社の運航する「芭蕉ライン」だ。JR古口駅から徒歩5分の場所にある「戸澤藩船番所(とざわはんふなばんしょ)」が、その出発地となる。航路は12kmで乗船時間は1時間ほど。船頭による案内のほか、予約をすれば船内で地元食材を使った弁当も食べられる。冬はこたつ船になるので、寒い時期も安心。戸沢藩船番所、また到着地の草薙港(くさなぎこう)には土産処や食事処もあるので、舟下りの前後も楽しめる。車で現地に行った場合、舟の到着時刻に合わせて草薙港から戸沢藩船番所に戻るバスが運行されるほか、草薙港への車回送サービスもある。
舟下りの前後に寄りたい戸沢村の名所
最上川舟下りの前後には、足を延ばして戸沢村の名所をまわりたい。まずは最上川沿いにあり、舟下りでも前を通過する「白糸の滝ドライブイン」。名称・白糸の滝を正面に見ることができるほか、ドライブインならではのファストフードや、驚きのSNS映えメニューを提供する「白糸の滝パーラー」などがある。そのほかにも、戸沢藩船番所から新庄方面に車で5分ほどの距離にある、韓国食材や化粧品が並び、韓国メニューも食べられる、ユニークな「道の駅とざわ/モモカミの里 高麗館(こうらいかん)」、最上川沿いの国道47号から山のなかに入った所にある、神秘的な巨大杉の群生地「幻想の森」などがある。自然あふれる最上川沿いでグルメや散策を楽しもう。
スポット詳細
- 住所
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山形県最上郡戸沢村大字古口字高屋3112-1 JR高屋駅駐車場内
地図
- エリア
- 最上エリア
- 電話番号
- 0234572148
- 時間
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10:00-15:00(季節により異なる)
[出航]10:00/11:30/13:00/14:30 - 休業日
- 要問合せ(強風、増水など運行安全規定にもとづいて運休する場合もあり)
- 料金
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[乗船料]2,5000円
[仙人堂渡し舟]往復1,000円
[舟下りグルメパック]3,700円(乗船料・十割そば+いも煮サービス付)、山菜付3,700円
[いも煮で「鴨肉・山菜入り」の場合]4,000円(乗船料+十割そばすべて込み)
※人気の船中で食べる舟下りグルメパックは、おひとりの料金
※変更する場合あり - 駐車場
- あり(100台)
- 英語メニュー
- あり(但し、外国人の場合弊社船頭が英語でガイドをする)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 備考
- ※コロナ禍のためその都度出航時間変更の時もあるため問い合わせ(11:30と13:00は予定通り、予約なくてもOK)
情報提供: ナビタイムジャパン