氣比神宮
神気に満ちた境内で手を合わせる。喧騒を忘れ、心澄むひととき
表参道の赤い鳥居が目をひく氣比神宮。地元では「けいさん」と呼び親しまれている
国重要文化財の鳥居は日本3大木造鳥居のひとつ
敦賀市内の目抜き通りにひときわ大きな存在感を放っているのが、全高11mの朱塗りの大鳥居だ。国の重要文化財で、厳島神社(広島県)、春日大社(奈良県)と並ぶ日本3大木造鳥居に数えられる。一礼して鳥居をくぐり参道を進むと、左手に中鳥居とシンメトリーの外観の美しい外拝殿が現れた。氣比神宮の主祭神は、氣比大神とも称される伊奢沙別命(いざさわけのみこと)。海上交通の安全や、農漁業をはじめとする衣食住の生活全般を守っていただける神様として古くからあがめられてきた。そこで交通安全のご神徳を念じ、手を合わせた。神気に満ちた空間で目を閉じ静かに祈ると、心身がすみずみまで清められた気分になる。
市内のランドマークにもなっている大鳥居。江戸時代初期の1645年(正保2)に建立された
敦賀の地名由来にもなっている角鹿神社
参拝を終えたら、外拝殿の斜め前にある授与所へ。「越前國一之宮」の御朱印やさまざまなお守りをおわかちしている。また、氣比神宮の境内には、本社の祭神と縁故の深い神を祀った摂社が5社、それ以外の神を祀った末社が9社点在している。時間が許すならこれらも参拝してまわりたい。摂社の代表格は、境内東側に鎮座する角鹿神社だ。角鹿は「つぬが」と読む。これは敦賀の古名で、角鹿神社は地名由来の社として地元ではよく知られている。
授与所には、さまざまなご利益のお守りがそろっている。御朱印の初穂料は300円
松尾芭蕉が訪れ、月夜を詠む
一方、境内の西側には、小さな社が9つ集まった九社の宮がある。それぞれ祭神は異なり、一つひとつていねいにお参りしてご神徳を得ると、氣比神宮への参拝の満足度はさらに高まるだろう。このほか、氣比神宮には『おくのほそ道』の道程にあった松尾芭蕉が訪れている。1689年(元禄2)9月27日の夕方に敦賀入りした芭蕉は、月を詠むことを好んでいたことから、宿の主人に「明日の夜は今日のように晴れるでしょうか」と尋ねた。主人が「北陸の天気は変わりやすい」と答えると、芭蕉はその日の晩に氣比神宮へ夜参りに出かけ、月見を堪能。海岸から沼地へ砂を運び参道を整備したと伝えられる遊行上人にちなみ、「月清し遊行のもてる砂の上」と詠んでいる。
スポット詳細
- 住所
-
福井県敦賀市曙町11-68
地図
- エリア
- 敦賀・三方五湖エリア
- 電話番号
- 0770220794
- 時間
-
[4-9月]5:00-17:00
[10-3月]6:00-17:00
[授与所]9:00-16:45 - 休業日
- 無休
- 料金
- [参拝料]無料
- 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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