日泰寺
日本とタイの友好を象徴する、日本唯一の超宗派寺院
お釈迦様の御真骨「仏舎利(ぶっしゃり)」を安置
日泰寺の最寄り駅は地下鉄東山線覚王山駅で、山号がそのまま駅名となっている。乗り換えなしで名古屋駅から14分、栄駅から9分と非常にアクセス便利な場所だ。1番出口を出ると参道の入り口はすぐ。この街一帯は名古屋有数の高級住宅街だが、参道の商店街には庶民的な店も並ぶ。400mほど歩くと日泰寺正門に到着。朝5時に開門され、誰でも気軽に参拝できる。山門の向こうには境内が広く開け、正面に本堂、右側に五重塔が建つ。毎月21日の縁日以外は、境内に車を停めて参拝することも可能だ。ここから北東へ5分ほど歩いた場所にある、もうひとつの境内には、お釈迦様の御真骨である未公開の「仏舎利」が安置されている。
タイ国王から仏舎利と本尊の仏像を拝受
日泰寺に仏舎利が安置されている理由は、寺の成り立ちそのものにある。日泰寺の「泰」は東南アジアの国、タイのこと。1900年(明治33)にシャム(現在のタイ)国王から仏舎利と本尊とする金銅の仏像を拝受。これらを安置する寺院の建立を協議した結果、候補地のなかから名古屋が選ばれ、1904年(明治37)にシャムの国名を入れた日暹寺(にっせんじ)を創建。その後、国名変更とともに「日泰寺」となった。仏舎利を納めた「奉安塔(ほうあんとう)」は1918年(大正7)に完成し、愛知県の文化財に指定されている。全仏教徒にとって普遍的価値を持つ仏舎利を安置する日泰寺は、どの宗派にも属さない日本唯一の超宗派寺院。現在19宗派が輪番制により3年交代で住職を務める寺院だ。
厳粛な雰囲気に包まれる永代経(えいたいきょう)の読経
本堂での一般の参拝は、賽銭箱が置かれた場所で本尊「釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)」に向かって手を合わせよう。50年、100年と長きにわたり供養する永代経は、毎日12時30分から行われる。一人ひとりの僧侶の声が重なり、本堂に響く読経の様子は圧巻。この時間に合わせて参拝するのもいいだろう。本堂では身体健全、心願成就などのお守りや御札のほか、御朱印も受けることができる。本堂参拝後は奉安塔があるもうひとつの境内へ。水屋と五重塔の間の階段を下りていくのが近道だ。
参道商店街で休憩したら、徒歩圏内の見どころもまわろう
弘法大師の月命日である毎月21日には縁日が行われ、参道から境内までズラリと露店が並び賑わいを見せる。日頃から参道には団子屋や洋食店、スイーツの名店などの飲食店が充実しているので、気軽に参拝後の休憩に利用したい。すぐ近くには松坂屋初代社長の別邸だった「揚輝荘(ようきそう)」があり、貴重な建物や庭園を見学するのも楽しい。また、奉安塔がある境内近くの、市の「水の歴史資料館」や、赤いトンガリ屋根で古い歴史をもつ「東山給水塔」など、徒歩圏内の見どころは盛りだくさんだ。
スポット詳細
- 住所
- 愛知県名古屋市千種区法王町1-1 地図
- エリア
- 名古屋市東部エリア
- 電話番号
- 0527512121
- 時間
-
[開門時間]5:00-16:30
[受付時間]9:00-14:00 - 休業日
- 無休
- 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- Good
- それほど大きくもありませんが、名古屋人なら誰でも知ってるお寺です。参道も整備されて綺麗です。新しいお店もたくさん出来、週末は若者も多く訪れてます。
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- 日本とタイの文化混じる珍しいお寺です。
- この近くに5年ほど住んでいましたが、毎週休みにはここに行きました。お寺でありながら異文化の香りがします。タイ王国から寄贈された 真舎利(釈迦の遺骨)を安置するために、創建されたそうです。日本とタイの名前から日泰寺となったとそうです。大きくて気持ちの良いお寺です。五重塔もあり、ロマン感じる素敵なお寺です。
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- 比較的新しい
- 釈迦の遺骨を安置するために創建されたお寺です。そもそも覚王というのが釈迦の別名で、覚王山を代表する場所ですが、創建は明治の後半と比較的新しいです。広いスペースに五重塔などもあり、タイの関りがあるお寺ですが、建築は普通に和風でした。
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