朝熊岳 金剛證寺
伊勢神宮の鬼門を守る空海ゆかりの古刹
三重県伊勢市の「朝熊山」山頂にある臨済宗南禅寺派の寺。伊勢神宮の鬼門を守る寺として知られ、伊勢神宮とあわせて参詣する慣わしがあった。6世紀半ばに欽明天皇の命により創建されたといわれ、天長2年(825)以降は空海ゆかりの真言密教道場として栄えた。境内には、慶長14年(1609)に再建された朱塗りの本堂など多数の堂宇が立ち並び、国宝・重要文化財を多数展示する宝物殿も必見。日本三大虚空蔵菩薩の第一位である本尊「福威智満虚空蔵大菩薩」は、20年に1度の遷宮の翌年に期間限定で開帳される。