源兵衛川
水の都・三島の街中を流れる清流
生活に溶け込んでいた市民の大切な水辺
JR三島駅南口から徒歩5分。三島市立公園「楽寿園」の小浜池から流れる湧水は、その昔、戦国時代に伊豆の守護代・寺尾源兵衛が、水田灌漑(かんがい)のために小浜池から流れる広瀬から用水を開拓したといわれ、その人名から「源兵衛川」と付けられた。川沿いの民家の裏手には、川に通じる石階段があり、昔は野菜を洗ったり、果物を冷やしたりと川が生活の一部として日常に溶け込んでいた。現在も市民、行政、企業、団体が一丸となり美しい水辺を守っている。
暑さを凌ぐ自然の遊び場
富士山の雪どけ水が溶け出す夏場は水量が多く、水温は年間を通して15-16℃。足を浸けるだけでもひんやり気持ちよい。夏は暑さを和らげようと、水着と浮き輪を持参し、水遊びや虫採りを楽しむ子どもたちの遊び場として賑わいをみせる。比較的浅瀬の広瀬橋付近には、現役で使用できる昔ながらの手押しポンプやデッキも設置してあり、水の都「三島」の足水のスポットになっている。あちらこちらで涼をとる姿も夏ならではの光景だ。また初夏(GW明け-6月頃)には、街なかでは珍しい自生のゲンジボタルが飛び交い、幻想的な姿が夜空を彩る。日没後1時間頃が観賞のベストタイミングだ。
源兵衛川の水辺にある撮影スポット
源兵衛川から伊豆箱根鉄道・三島広小路駅周辺に出ると、三石神社の境内にある「時の鐘」が目に飛び込んでくる。何度か修復を重ねながら江戸時代から三島の宿場町に時を告げ、市民に親しまれてきた。しばらく散策すると電車が通過する撮影スポットに。三島市と清水町の境まで足を延ばすと境川沿いの「清住(きよずみ)緑地」に到着。ボコボコと湧き上がる富士山の湧水を間近で見られるほか、展望デッキや手漕ぎポンプも。春には美しい桜並木が辺りを彩る。
温水池が散策の終点地
昆虫などの生き物が自然生育する豊かな環境に包まれた「水の苑緑地」は、源兵衛川中流部にあり、周辺は高木が多く、さまざまな野鳥を見ることができる場所。自然が多く残る苑内には湧泉が数か所あり、中郷地区玉川用水の水源地となっている。国道1号線を越えた先にある「中郷温水池」は、大きな池に映る逆さ富士が見られる絶景スポットで、カモや小魚などもいる豊かな自然に満ちた池だ。運がよければコバルトブルーの美しい三島市の鳥・カワセミに出合えるかも。
スポット詳細
- 住所
- 静岡県三島市芝本町 地図
- エリア
- 三島・沼津・中伊豆エリア
- 駐車場
- なし
情報提供: ナビタイムジャパン
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