養老天命反転地

3.5

来場者の平衡感覚や遠近感を揺さぶる不思議なアート庭園

「養老天命反転地」とは、世界的に有名なアーティストである荒川修作氏と、そのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の30年以上に及ぶ構想を実現したアート庭園。体を使って直接体験することのできるアート作品として知られ、全国から多数の来場者が訪れる。園内を自由に散策しながら、予想もつかないような不思議の数々を体験してみよう。

養老山のふもとに、自然を生かした広大なアート庭園が広がっている

メインパビリオンである「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」などで構成されている「養老天命反転地」。入園して最初にあるのは、24色の鮮やかな外観が目をひく「養老天命反転地記念館」。館内は迷路のような構造になっており、地面が斜めになっているところもあって驚かされる。さらに記念館の隣にあるのは、岩を積み重ねた「昆虫山脈」。ポンプを備えた頂上まで登っていくことができる。

「十二単の羽衣を着た天女が空から舞い降りたような建物」と評される「養老天命反転地記念館」

館内も外壁の24色をすべて反映。自然光が不規則に降り注ぎ、不思議な空間をつくり出している

「昆虫山脈」の先には、メインパビリオンのひとつである「極限で似るものの家」がある。どこからでも自由に出入りすることができ、ここも内部が迷路のようになっている。地面が傾いていたり、極端に細い通路があったり、行き止まりになっているところも。また、所どころに机やベッドなどの家具が埋め込まれているのもおもしろい。ぐるぐると歩き回っているうちに、自分がどこにいるのかわからないような気分になってくる不思議な感覚を楽しもう。

「極限で似るものの家」の外観。屋根は岐阜県のかたちをしている

内部はまるで迷路のよう。歩いていると突然現れる家具に驚くこと間違いなし

「極限で似るものの家」を分割し、9つのパビリオンとして構成したのが、もうひとつのメインパビリオンである「楕円形のフィールド」だ。広大な敷地に、日常と非日常が混じり合ったような「宿命の家」や内部が真っ暗闇の「地霊」、傾斜した地面にソファや流し台を配置した「運動賂」などのパビリオンが点在。全部で148もの曲がりくねった回遊路や、大小さまざまな日本列島などが造られている。このエリアは窪地や滑りやすい斜面が多く、バランスをとりながらでないと満足に歩けないようなところも。少しずつ平衡感覚や遠近感が揺さぶられ、体全体でこの不思議なアート作品を体感することができる。

低い壁が巡らされた「宿命の家」。地面にいろいろな「生活の場」が閉じ込められている

地面が微妙に傾斜した「もののあわれ変容器」。中に入ると平衡感覚が少しずつ失われていく

園内でたっぷりアート体験を楽しんだら、最後にミュージアムショップに立ち寄ってみては。缶バッジやミニノート、オリジナルTシャツ、トートバッグなどのオリジナルグッズを購入できる。さらに「養老公園」内には、「日本の滝百選」に選ばれている「養老の滝」や、養老山麓の自然を生かした遊び場が盛りだくさんの「岐阜県こどもの国」、遊園地の「養老ランド」などスポットが多数。なお、園内は各所に無料駐車場が用意されている。「養老の滝」に行くなら、養老の滝入り口駐車場か、民営の有料駐車場を利用するほうが便利。車で来場した人は、目的のスポットに合わせて駐車場を使い分けるようにしたい。

スポット詳細

住所: 岐阜県養老郡養老町高林1298-2 養老公園内地図
エリア: 中濃エリア
電話番号: 0584320501
時間: 9:00-17:00(最終入園16:30)
休業日: 火(祝の場合は翌日)、年末年始(12/29-1/3)
料金: 【入場料】
[一般]770円(530円)
[高校生]510円(380円)
[小・中学生]310円(210円)
[小学生未満の乳幼児]無料
※()内は、団体料金
駐車場: あり(1,000台)
※但し民営管理駐車場は有料
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、※養老天命反転地ミュージアムショップは一部使用不可
※養老天命反転地ミュージアムショップは一部使用不可
※養老天命反転地ミュージアムショップは一部使用不可)
※入場チケットは、当日ご来場販売となります。
※養老天命反転地ミュージアムショップは一部使用不可
電子マネー/スマートフォン決済: 可(QUICPay、iD、
※養老天命反転地ミュージアムショップは一部使用不可
※養老天命反転地ミュージアムショップは一部使用不可)
※入場チケットは、当日ご来場販売となります。
※養老天命反転地ミュージアムショップは一部使用不可
Wi-Fi: あり(FREESPOT_YOROPARK)
コンセント口: なし
喫煙: 不可
平均予算: 【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間: 60-120分
車椅子での入店: 可(通行制限あり)
乳幼児の入店: 可(保護者同伴)
雨の日でも楽しめる: はい(滑りやすい為、注意が必要)
備考: ※悪天候時、臨時閉園する場合があります。ご来園の際は養老公園ホームページにて最新情報をご確認ください。
HP:https://www.yoro-park.com/facility-map/hantenchi/

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

遊ぶ

投稿日 : 2020.11.04

遊ぶときには、是非入り口でもらうパンフレットを見てから遊んでみて見てください。作った方のこだわりや遊び方が書いてあります。思ったよりも敷地が大きく、時間が足りませんでした。子供も大人も楽しめます。
どこを撮っても写真映え！

投稿日 : 2020.03.06

大人数で行きましたが、写真スポットがたくさんあり、とても楽しめました！色々と傾斜があったり段差があったりで、動きやすい格好で行った方がいいと思います。また、ロッカーもありますしトイレの場所も多いので、お子さんも安心して楽しめると思います！
楽しいデート

投稿日 : 2019.10.28

大垣へ行ったついでにこちらの公園へ。ふらふらと散歩をしながら変わった地形の上や建物の中を歩きます。天気の良い日がおすすめです。