東沢大橋
八ヶ岳南麓の名スポットに数えられる「赤い橋」
山の緑に映える「赤い橋」
東沢大橋は北杜市を走る「八ヶ岳高原ライン」(県道11号線)の一部として川俣川上流の東沢に架けられた道路橋だ。通称は「赤い橋」。これは「北杜八ヶ岳公園線」(県道28号線)に架かる八ヶ岳高原大橋が黄色く塗られ、「黄色い橋」と呼ばれていることと対比されて付けられた呼び名。深い緑のなかに架かる赤い橋は、遠目にもひときわ目立つ存在となっている。アクセスには車が便利で、中央自動車道長坂IC、または小淵沢ICから、どちらもおよそ25分の距離。鉄道とバスを利用するのであれば、JR清里駅からバスが出ているが、運行日、運転本数が限られているので、事前にダイヤを確認してから出かけるようにしよう。タクシーの利用もできるが、このときは帰りの足も確保しておきたい。
新緑、紅葉の名所。ハイシーズンには車の渋滞も
東沢大橋は高さおよそ49m。眺めのよさから展望台として人気があり、特に紅葉の季節には多くの人が訪れている。橋から徒歩2~3分の場所に無料駐車場が整備され、こちらも展望のよいスポットとなっているが春や秋の週末には駐車場に車が入りきれなくなることもあるので、午前中の探訪など、行程を工夫して出かけることにしよう。橋が深い谷に架かっていることから、季節によっては風が吹くこともあるから、橋の上、あるいは橋の周辺で撮影やスケッチを楽しむのであれば、防寒用の衣類を用意しておけば心強い。この橋が完成したのは1971年(昭和46)のこと。橋が開通したことで、八ヶ岳南麓を巡る混交ルートのバリエーションが飛躍的に増えた。牧場巡り、渓谷巡りと一緒に橋を渡ってみたい。
橋の前後にはドライブに好適な道が続く
橋を通過する道路「八ヶ岳高原ライン」(県道11号線)は、中央自動車道と、清里付近の観光地を結ぶバイパスとして建設され、一部区間が有料道路となっていた時代もあった。そのような経緯があることから、道はドライブ、ツーリングに好適な道となっており、清里付近の行楽の帰路としても利用価値が高い。また沿道には牧場、公園、飲食店などが多数あるので、これらの施設を利用して一日を楽しむルートをプランニングすることもできる。この道を北にたどれば、清里駅に到達することができ、そこからは国道141号線などを経由して、日本最高所の鉄道の駅のある野辺山方面に向かうことができる。清里駅、野辺山駅の周辺にも見どころは多い。徒歩の場合は、地図からは読み取れない坂が随所にあることを忘れずにおこう。
どの方向に歩いても楽しいスポット
橋の下を流れる東沢渓谷に沿って延びる遊歩道を歩いて、橋に行くこともできる。この道は橋の下流方向に位置する「吐竜(どりゅう)の滝」のかたわらを通過し、滝から橋まではおよそ1時間の距離。滝からおよそ徒歩15分の場所にも駐車場があるので、アクセスも容易だ。東沢渓谷にはいくつもの小さな滝が架かり、滝巡りのハイキングを楽しむことができる。この遊歩道はおおむね平坦で歩きやすいが、一部狭くなっている場所もあるので、慌てずゆっくりと歩きたい。橋に隣接する駐車場を起点にして、どちらの方向にも足を延ばすことができるのが、このスポットの大きな魅力となっている。
スポット詳細
- 住所
- 山梨県北杜市大泉町西井出 地図
- エリア
- 清里・小淵沢エリア
- 電話番号
- 0551307866
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- ペットの入店
- 可
- 備考
- ※電話番号は北杜市観光協会に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン