造幣博物館
貨幣にまつわるトリビアがいっぱい! 工場見学も人気
オートメーション化された、生産ラインを見学できる
造幣局は、1円~500円までの6種類の硬貨(貨幣)のほか、勲章や褒章、金属工芸品などの製造を行っている独立行政法人。明治新政府が近代国家を設立するにあたり、幕末の乱れた貨幣制度を立て直す必要があると、1871年(明治4)に大阪で創業したのが始まりだ。当時は画期的な西洋式設備を備えた近代的な工場で、機械設備等の指導をする「お雇い外国人」の姿もあったのだとか。現在の貨幣工場はオートメーション化されており、生産ラインを見学できる無料のガイドツアーも開催(要予約)。キラキラ輝く新品の貨幣が次々とできていく様子は、子どもはもちろん大人たちにとっても、興味津々の光景だ。
貴重な貨幣や史料を公開。充実の展示に大満足
工場のすぐ近くにある、レンガ造りの建物が造幣博物館(入館料は無料)。造幣局構内に残る唯一の明治時代の建物で、かつて火力発電所だった建物を改装して、1969年(昭和44)に開館したのだそうだ。こちらは、2009年(平成21)にリニューアルしており、3階では、めったにお目にかかれない貴重な貨幣の数々を、ガラスと発光ダイオード(LED)を利用して美しくディスプレイ。2階では、造幣局創業当時からの歴史的な史料を公開しており、シアターの上映や明治時代の金貨の製造に携わった彫金師が描いたデザイン画、勲章・褒章、記念メダル、オリンピック入賞メダルなど、無料とは思えぬ充実の展示内容に大満足だ。
大川(旧淀川)で偶然発見された「竹流金(たけながしきん)」や、秀吉時代の非常に貴重な大判などを展示
屋外にある、明治時代の貴重な展示物にも注目
造幣博物館の周りにも、創業の頃を思わせる貴重な展示物が。造幣博物館のほど近くにある、2台の機械のような展示物は、造幣局の創業期に使われていた「圧印機(あついんき)」。貨幣に模様をつける機械で、左の黒い圧印機は、明治維新の頃の大阪経済をけん引したことで知られる五代友厚が、香港の造幣局から購入するために尽力したものなのだとか。もう少し正門のほうに歩いたところにあるのが、照明として使用していたガス燈。当時、造幣局では構内で石炭ガスを製造しており、それを燃料として、構内の街路を照らしていたのだそうだ。
大阪の春の風物詩「桜の通り抜け」
造幣局は、毎年4月中旬頃の桜の開花時に開催される「桜の通り抜け」でも有名。桜の通り抜けとは、造幣局構内の大川(旧淀川)沿いの全長約560mの道路を、一般花見客のために1週間開放する恒例行事のこと。始まりは1883年(明治16)で、「桜花縦覧のため表門(現在は南門)から入り、造幣局構内を通って裏門(現在は北門)へ抜ける」、つまり、構内を一方通行で通り抜けることが、その名の由来になっている。桜は約340本、約140品種で、その大半が、何枚もの花びらが重なる八重桜というから、満開時の美しさはたとえようもないほど。構内での飲食は禁止だが、例年、造幣局の周りには屋台がたくさん出るので、桜を愛でつつ、大阪の春の賑わいも存分に楽しみたい人はぜひ!
スポット詳細
- 住所
- 大阪府大阪市北区天満1-1-79
- エリア
- 南森町・天満エリア
- 電話番号
- 0663518509
- 時間
- 9:00-16:45(最終入館16:00)
- 休業日
- 毎月第3水、年末年始、桜の通り抜け開催期間中、展示品の入替日等
- 駐車場
- なし
情報提供: ナビタイムジャパン
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