熊本市現代美術館

美術館

誰もがクリエイターになれるアートな空間が広がる施設

買い物や通勤通学の際に気軽に立ち寄り、年齢や性別問わず誰でもが気軽にアートにふれながら過ごせる新しい試みの美術館。多彩な企画展が行われているメインギャラリー以外はすべて無料の施設だ。

アーケード街に面した建物入り口。3階が熊本市現代美術館 アーケード街に面した建物入り口。3階が熊本市現代美術館

熊本出身の画家の作品寄贈をきっかけに誕生した現代アートの美術館

熊本城の下、坪井川のほとりから市電の走る電車通りを水前寺公園方面へ300mほど行ったところにある複合商業ビルの「びぷれす熊日会館」。ホテル日航熊本をはじめ、ショップやレストランなどが入り、その3階に熊本市現代美術館がある。略称のCAMK(キャンク)は英語名のContemporary Art Museum, Kumamotoから。九州では唯一「現代」の名が付く美術館で、現代アートを中心とした、多彩な企画を行っている。一方で公共性の高い施設として、企画展示が行なわれるメインギャラリー以外はすべて無料となっている。美術館誕生のきっかけは、熊本県出身の画家、井手宣通(いでのぶみち)氏の遺族から熊本市に主要な作品が寄贈されたことが発端。その後、9年に及ぶ準備期間を経て2002年(平成14)に開館した。毎年10月12日の開館記念日には企画展も無料になる。

びぷれす熊日会館1階に設置された看板。開催中の企画展はここでチェックできる びぷれす熊日会館1階に設置された看板。開催中の企画展はここでチェックできる

建築と一体化した現代美術のアーティストたちの作品

美術館最大の目玉は、国際的に活躍する4人の現代芸術家による作品が、さまざまな場所に建築と一体化して制作されていること。青空のように広がるホームギャラリーの光の天蓋は、アメリカ生まれの光のアーティスト、ジェームズ・タレル氏によるもの。毎日午後7時30分から約15分間は光の色が変化し、1日の終わりを告げる夕焼けが周囲を包む。ホームギャラリーの本棚には、3つの椅子と2つのベッドが備え付けられ、実際に座ったり寝たりできる。このユニークな作品は旧ユーゴスラビア生まれのパフォーマンスアーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチ氏のものだ。階段下に設けられた鏡張りの空間を作ったのは、日本が世界に誇るアーティストの草間彌生氏。上下2つの窓から覗けば不思議な光の世界が広がる。そしてエントランスの中心で数字が点滅する光の柱は宮島達男氏の作品。数字に0がないのは、「『死』は『0』(=無)ではなく、新しく生まれてくるまでの準備期間」という発想からだという。いずれも無料スペースの、誰もが見られる「特別ではない場所」にあるのがユニークだ。

上部フロアへ向かう階段の下には草間彌生氏による鏡のアートワーク『早春の雨』が 上部フロアへ向かう階段の下には草間彌生氏による鏡のアートワーク『早春の雨』が

ロビーには宮島達男氏の『Opposite Vertical on Pillar -133651 series -』がそびえる。 ロビーには宮島達男氏の『Opposite Vertical on Pillar -133651 series -』がそびえる。

誰もがアートに触れながら過ごせるクリエイティブな空間作り

単なる美術館に終わらないのは、市民の憩いの場所でもあること。ホームギャラリーのマリーナ・アブラモヴィッチの本棚には、美術図書から漫画までが揃い、自由に閲覧できる本棚がある。このスペースでは講演会やコンサート等も幅広く開催される。また同じフロアには、子ども連れにうれしい「子育てひろば・キッズサロン」もある。2014年(平成26)年に開設された地域子育て拠点施設で、美術館内としては日本初の施設だ。靴を脱いでのびのびと遊べる広場で、絵本のコーナーや木のボールプール、鏡の遊具など子どもが楽しめる工夫がいっぱい。(2021年1月現在、ボールプールはコロナ対策により使用中止中)。10-15時の間はアドバイザーも常駐し、子育てについてのさまざまな相談が可能。館内は、貸し出し用のベビーカーや車いすも用意され、誰でも利用できるバリアフリーのユニバーサルデザインとなっている。また、さまざまなモダンでおしゃれなグッズが手に入る「ミュージアムショップ」は、美術館開館20周年を迎え、ますます魅力的に進化している。2022年秋には、大きな窓が目印のショップ&コミュニティスペース「アートラボマーケット」としてリニューアルオープン予定。

「子育てひろば」は無料で利用できる。子育てアドバイザーも常駐 「子育てひろば」は無料で利用できる。子育てアドバイザーも常駐

展示室以外は無料で利用できる。写真は企画展「不思議の森に棲む服 ひびのこづえ×KUMAMOTO展」開催時のもの 展示室以外は無料で利用できる。写真は企画展「不思議の森に棲む服 ひびのこづえ×KUMAMOTO展」開催時のもの

館内のミュージアムショップは品ぞろえが豊富 館内のミュージアムショップは品ぞろえが豊富

スポット詳細

住所
熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館3F
電話番号
0962787500
時間
10:00-20:00(展覧会入場は19:30まで)
休業日
火(祝の場合は翌平日)、年末年始
料金
[入館料]無料(企画展示を除く)
駐車場
あり(125台)
※有料(最初の1時間200円、30分毎100円)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 常設展示はごくわずか
    3.0 投稿日 : 2022.03.13
    熊本市電の通町筋電停からすぐ。通りに面したビルの3階にある。現館長は芸術家・日比野克彦。入館料は無料だが、常設展示は本館の基礎となった「井手宣通記念ギャラリー」と草間彌生など4人のアーティストの作品が1点ずつのみ。その他に有料の展覧会があり、訪館時は熊本県出身の画家・塔本シスコの展覧会が開かれていた(観覧料1,100円)。図書室、子供用アトリエ、会議研修室などもあるので、美術館というよりは文化複...
  • 場所へ便利
    3.0 投稿日 : 2022.01.17
    市電電停からも近く、鶴屋デパートの向かいという立地のいい美術館で以前から気にはなってい増田。今回、初めて入ってみましたが、市民作品のスペースが中心で予想とはちょっと異なる印象でした。無料で入場だったので、外の寒さから離れて静かに少し休憩とさせてもらいました。
  • 子連れに良い(走り回らない子)
    3.0 投稿日 : 2019.09.12
    有料の企画展とは別に無料で子供が遊べるスペースがあります。木のボールプールや、おもちゃ、図書館のようなスペースなど。そこまで静かにしなくてもよいのであそばせにきている親も多いです。

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