北原白秋生家・記念館
柳川出身の偉大な詩人・北原白秋の足跡をたどる
「白秋生家」外観。1901年(明治34)の大火で大半を焼失したが、1969年(昭和44)に復元
柳川に生まれた詩人・北原白秋
北原白秋は1885年(明治18)、柳川藩御用達の海産物問屋であった旧家に誕生。白秋の父の代には造り酒屋を営んでおり、故郷柳川の風景や体験が白秋の作品に影響を与えた。1904年(明治37)、早稲田大学入学後、詩作に励んだ白秋は『邪宗門(じゃしゅうもん)』などの詩集をはじめ、『からたちの花』『この道』『ペチカ』など、現代でも親しまれている童謡を数多く作ったことでも知られる。1942年(昭和17)11月に享年57歳で逝去した。
当時の造り酒屋の様子がわかる「白秋生家」
現在見学できる白秋の生家は明治時代、造り酒屋だったときのものを再現している。1階には酒樽の並ぶ酒屋エリアと生活エリアがある。酒の量り売りに使用する「枡」など当時使われていた道具類を見ることができる。店の奥に行くと、家族の生活していた場所が再現されている。座敷や食事場所、仏間、倉、父親の部屋以外にも白秋の書斎があり、当時の空気を肌で感じることができる。
「白秋生家」の1階、入り口すぐ、店として使われていた場所。酒樽や瓶も並んでいる
水郷・柳川の歴史も紹介
「白秋生家」から奥に進むと「白秋記念館」がある。こちらは柳川の歴史や明治・大正・昭和を生きた白秋の生涯や功績を紹介する記念館だ。1階のロビーから第一展示室に入ると、中世以降の柳川の歴史に関する展示を見ることができる。古い城下町としても知られる柳川のことを学べる場所だ。水郷として有名な柳川の歴史や民俗だけでなく、祭りや伝統工芸についても紹介されているので、興味のある人はじっくり時間を取って訪ねよう。
「白秋生家」から奥に進むと白秋記念館に到着。柳川の歴史や白秋の足跡をたどることができる
「白秋記念館」で白秋の足跡をたどる
白秋記念館の2階は北原白秋の生涯を紹介するコーナーとなっている。白秋の生涯を5つの時代に分け、業績を余すところなく紹介。直筆の原稿や貴重な資料が展示されているため、ぜひ見ておこう。2階のビデオシアターでは『白秋の生涯』『白秋の詩歌』『水郷柳川の旅』『柳川の祭り』が代わるがわる上映されている。常時上映しているので、時間を気にせずいつでも視聴することが可能だ。館内では造り酒屋であった北原家の酒のほかに、「白秋かるた」「図録」「マスク」などの白秋グッズも販売しているので、お土産にもおすすめ。
スポット詳細
- 住所
-
福岡県柳川市沖端町55-1
地図
- エリア
- 久留米・柳川エリア
- 電話番号
- 0944726773
- 時間
-
9:00-17:00(入館は16:30まで)
※開館時間は変更する場合があります。 - 休業日
- 12/29-1/3
- 料金
- [入館料]大人600円、学生450円、小人250円
- 駐車場
- なし(市営駐車場が隣接)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- あり(Free Wi-Fi、記念館のみで生家は不可)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン