鹿児島市維新ふるさと館
幕末から明治維新にかけての薩摩の歴史を知る
鹿児島県の中心駅からアクセスできる好立地
維新ふるさと館は中薩摩と呼ばれる鹿児島県の中心、JR鹿児島中央駅から徒歩8分の場所にある。施設へは、新幹線の停車駅でもあるJR鹿児島中央駅東口を出て、目の前の大通り「ナポリ通り」を進み、甲突川緑地(こうつきがわりょくち)内に架かる歩行者専用の南州橋を渡るのが最短ルート。ほかに、少し遠回りにはなるが、鹿児島中央駅東口から左に曲がり、路面電車の鹿児島市電の線路を見ながら、甲突川に架かる高見橋を渡り大久保利通銅像前で右折、春には桜が咲く甲突川左岸緑地の歴史ロード『維新ふるさとの道』からアクセスする方法もある。地元の人の日常や市内の自然も感じられるおすすめのルートだ。
幕末の薩摩と明治維新の歴史を感じる
戦国時代と並び、日本の歴史のなかでも人気がある幕末。その歴史の始まりは、ここ薩摩藩といっても過言ではない。江戸城無血開城の立役者である西郷隆盛は、1827年(文政10)に薩摩藩の下級武士の長男として生まれ、薩摩藩の教育制度「郷中(ごじゅう)教育」で大久保利通など、名だたる偉人とともに武道や学問、志を学んだという。その後1864年(元治元)、西郷は薩摩藩の軍隊指揮官に任命され、1866年(慶応元)には大久保利通らとともに土佐藩出身の坂本龍馬の口添えのもと、長く対立していた長州藩と和解して、木戸孝允らと「薩長同盟」を結ぶ。そこからは一気に倒幕運動へと突き進んでいった。激動の時代を生きた、薩摩の人々の暮らしと西郷らの活躍を、館内では時代を追って見ることができる。
地下1階で上映される2本のドラマは必見
維新ふるさと館は1階と地下1階からなる。1階では、幕末頃の薩摩藩の人々の生活を感じられる展示や、明治維新を支えた英雄たちのエピソードなどを展示。2008年(平成20)に大河ドラマにもなった「篤姫」の過ごした部屋を再現した展示などもある。地下1階には「維新体験ホール」があり、2本のドラマを上映。「維新への道」は約25分で、幕末から明治にかけての歴史を、光と音、ロボットを使って臨場感たっぷりに再現。約20分の「薩摩スチューデント、西へ」では、鎖国下の日本でいち早く海外に目を向け、イギリスに留学生を派遣した薩摩藩の実話をダイナミックな映像で上映している。どちらも上映時間が決まっており、予約が可能。
維新ふるさとショップでは一筆箋400円やノート308円などここでしか買えない商品も多数販売
周辺に点在する歴史スポットへ
維新ふるさと館のある甲突川沿い左岸440mほどは、「歴史ロード 維新ふるさとの道」と呼ばれる、明治維新の軌跡を感じられる散策路。薩摩の武士の子どもたちが学んだ「郷中教育」の教えを刻んだ「いろは歌」の歌碑や、当時の建物を再現した武家屋敷などがある。また隣接する「歴史ロード 維新ドラマの道」では、西郷隆盛など偉人たちのエピソードを紹介する7つのモニュメントを設置。モニュメントでは、スマートフォンなどで「鹿児島の英傑の歴史ドラマ」を見ることができる。
スポット詳細
- 住所
-
鹿児島県鹿児島市加治屋町23-1
地図
- エリア
- 鹿児島エリア
- 電話番号
- 0992397700
- 時間
- 9:00-17:00(最終入館16:30)
- 休業日
- 年中無休
- 料金
- [入館料]大人(高校生以上)300円、小中学生150円、未就学児無料
- 駐車場
- あり(24台)
- クレジットカード
-
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
※2022年10月より導入予定 - 電子マネー/スマートフォン決済
-
可(Suica、PASMO、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、その他)
※2022年10月より導入予定 - Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 維新体感ホールのドラマで学習しました
- 幕末から明治維新の日本を動かした人たちの中には、多くの薩摩人がいます。鹿児島市内観光のはじめに、その人たちやその時代を再確認するのに最適な場所が、この維新ふるさと館です。 館内に入ると、「まもなく始まりますので、ぜひご覧ください。」と言われて向かった先は、地下1階にある「維新体感ホール」です。円形のホールの座席に腰を下ろすと、まもなくドラマが始まりました。西郷隆盛や大久保利通(人形です)たちが...
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- 場所も内容も入館料も満足
- 鹿児島中央駅から徒歩10分程度。途中、桜島も眺められ、気分が高まります。日本史でおなじみの鹿児島の偉人たちの紹介から、幕末-明治維新にかけての国の動き、当時の文化、科学技術など、文献だけでなく映像や模型、実物など豊富な手法で展示され、じっくり見て回ると1時間以上かかります。大河ドラマにもなった篤姫(宮崎あおいさんの衣装)、西郷どん(鈴木亮平さんの衣装)も展示があり、テレビでしか歴史に触れないとい...
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- 幕末から明治維新にかけての薩摩の偉人たちを学びました
- この日は、鹿児島市内を一日かけて巡ります。そのはじめに訪れたのが、維新ふるさと館です。 これから私たちが巡り歩くスポットは、幕末から明治維新にかけての薩摩の偉人たちに関わるところが多いので、こちらで学んでから行こうと思ったからです。 館内はわりと新しくて、とてもきれいな展示でした。維新体感ホールでは、「維新への道」と題された20分あまりのドラマ仕立ての作品が上映されていました。幕末から明治維...
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