小樽寿司屋通り
寿司職人たちの「地元愛」から始まった寿司屋通り
海の恵みに感謝する祭りがきっかけ
小樽といえば寿司。そのような印象が全国、いや世界各国から訪れる観光客の間で定着している。今では130軒ほどの寿司屋がある小樽だが、1985年(昭和60)頃は30軒程度と、ほかの地方都市と比べて多いわけではなかった。きっかけとなる「小樽寿司屋通り」が誕生したのは、1987年(昭和62)の秋。市内の5軒の寿司屋で行った夏の「魚供養感謝祭」が発端となり、感謝祭を続けていくために「おたる寿司屋通り会」が発足した。この感謝祭は、「大阪の漁師が魚たちに感謝をする塔を立てお参りをしたら、マグロの大群が訪れた」という話から、小樽にもかつてのようにニシンが戻ることを願って行ったものだった。
街を活性化させたいという思いも……
実はこれにはもうひとつ裏話がある。魚供養感謝祭を行ったメンバーで「札幌のラーメン横丁に対抗して寿司屋横丁のようなものをつくりたい」と酒の席で語り合っていたところ、それをたまたま聞いていた新聞記者が翌日の新聞にそのことを書きたててしまったのだ。これを機に、実際に小樽寿司屋通りを立ち上げることに。各メディアでも取り上げられ、小樽は寿司の町として知られるようになった。日本海側に面した小樽では、当然新鮮なネタが手に入る。おいしい寿司を提供するのはもちろんだが、街を盛り上げたいと願う寿司職人たちの思いも、小樽寿司屋通り誕生のきっかけとなったのだ。
近くには飲み屋街や旧国鉄手宮線跡も
小樽寿司屋通りへは、JR小樽駅からタクシーで3-4分。歩いても10分ほどだ。小樽を代表する老舗「おたる政寿司本店」もここにある。また、近くには「花園銀座商店街」を含む花園エリアがある。入り組んだ道沿いは、昭和レトロな雰囲気の小さなスナック、飲み屋の並ぶ歓楽街になっているので、夜は寿司を味わったあとに寄ってみるのもおすすめ。ランチの際は、運河のほうへ向かうか、旧国鉄手宮(てみや)線跡が寿司屋通りから続いているので、そちらをゆっくり散策するのもいい。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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